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スマイル0円に隠された秘密

2012年07月10日

一昨日、姿勢セミナーのために、東京から仲野孝明先生をお呼びしました。

 

彼は、大正15年から4代続く仲野整体の長男です。

 

しかしながら、ただ単に跡を継ぐという概念は、彼にはありません。

 

代々受け継がれてきた知識の経験をベースに、古き良きものを継承しつつ、新しい整体の形を創り上げようとしている人です。

 

 

そして “健康から街づくり” へ

 

 

どこかで聞いたフレーズですが、同じ方向を向いている彼と会話をしていると、ドンドンとアイデアが湧いてきます。

 

そして、これからの自分たちの役割なども語り合いました。

 

しかし、そこには自分たちの利益云々は入ってきていません。

 

そんなことは二の次なんです。

 

そうじゃないと、自分たちの使命なんてものは語ることはできないんです。

 

 

 

 

日本マクドナルドの創業者、藤田 田さんも、ものを創ることへの考えをこう語っておられます。

 

 



私は、『マクドナルド』の創業者、レイ・クロック氏を尊敬している。


クロック氏のなによりも偉大なことは、五十二歳になって、糖尿病で不自由になった脚をひきずりながら、機械のセールスマンからハンバーガーという新しい事業に挑戦したヴァイタリティである。

五十二歳といえば、日本人なら退職金の計算をして“第二の人生”の設計を始めようという年齢だ。


とてもではないが、海のものとも山のものともわからない新規事業を興すなどといったことは考えもしないだろう。

 

クロック氏は、五十二歳から八十二歳まで三十年間、『マクドナルド』を陣頭指揮したのである。

『フォーチュン』は「デン・フジタの成功は“スペクタクラー・サクセス”(目を見はらせるような成功)である」と評価している。

私が“スペクタクラー・サクセス”を勝ちえたのは、「人間は裸である」という基本的な哲学を一刻も忘れたことがないからである。


これで儲けてやろうとか、私財を残そうとか、そういう私心をいだいたならば、確実に私は起業家として失格したにちがいない。

私は、そういう私心はかけらも持たないで、365日を事業にささげた。


私の“スペクタクラー・サクセス”は、まことにその結果である。


「人間は裸だ」という哲学は、古今東西を通じて、“成功の秘訣”なのである。

昔、読んだ宮本武蔵の『五輪の書』の一節に宮本武蔵は、「自分が斬られると覚悟して打ち込めば勝てる。それが剣の極意だ」と説いていた。


本来、人間は裸で生まれてきたのだからなんの悔いもない。


そう思い定めて真剣勝負にのぞめば勝てる。


よしんば負けてもそれはそれで天命だ、というわけだ。

事業に失敗して全財産をなげうっても、それはもとの裸に帰ることだ。


財産を残そうとか、名声を得ようとか、栄耀栄華を手にしようとか、そういう執着心があると、事業は成功しない。


成功するためには、いつも「私は裸になっていい、もともと裸なんだ」と思いさだめて、今の瞬間に全財産と全精力をぶつけて、それで失敗してもしょうがないという、言ってみれば“ダメもと精神”が、私を支えてきた起業家精神だったのだ。

                                                           

                        『起業戦争の極意』 藤田 田 KKベストセラーズ



資本主義の権化のような藤田氏が、儲けてやろうとか、私財を残そうという私心を持たなかったというのは凄みのある話です。

何事も私利私欲があると、思いきって突っ込めないし、挑戦や冒険なんてこともできません。


“失敗したらどうしよう”と思うからです。



しかし、失敗しても、裸一貫、またやり直せばいいと、潔く思ったとき、道は開ける。

 

 

私も、人生のターニングポイントには “覚悟” がありました。


 


大欲は無欲に似たり。

 

 

 

そろそろ大欲に覚悟が必要な時がやってきました。

 

 

 

今日は、娘たちが大好きなマックのフライドポテトを買ってきて、藤田さんをイメージしながら覚悟を決めたいと思います。

 

 

                                     院長 野村

 

 

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