先日、今度は娘が熱を出してしまいました。
ここでまたまた第二の母(私の妹)の出番です。
私が仕事の間、看てくれるということだったのでお願いしました。
娘もきつそうで元気がなかったので、いくら慣れている妹でもぐずるのではないかと少し心配していましたが、私が出勤するころには妹の膝に座り、全体重をかけ身をゆだねて心地よさそうにしていたので安心して出勤することができました。
妹は、独身なので小さな子供が自分を信頼しきってくれていることを肌で感じ、母性本能がくすぐられたようで、優しく両腕で娘を包み込み、どこから見ても母親でした。
母性本能は、生まれつき本能として備わっているものですが、母性は初めから持っているものではありません。
妊娠・出産・育児は母性が芽生える一つのきっかけになりますが、それを経験する過程の中で確立していくと言われています。
また、『この子は私が守らなければ』『この子には私しか頼る人がいない』と感じたとき、母性が生まれるともいわれています。
子供はうるさいし、汚いから大嫌いという女性に、すやすや眠っている赤ちゃんを抱っこしてもらい
二人だけで過ごす時間を作ったところ、子供が嫌いな自分の腕の中で幸せそうに眠る赤ちゃんを見て
「なぜ、子供が嫌いな私をこんなに信頼してるの?」「なぜ、そんなに幸せそうなの?」と思いつつ
も「私がここで手を放してしまったらこの子は落ちてしまう」「私がいないとだれも抱っこしてくれ
ない」と感じたときから無条件にその赤ちゃんのことをかわいいと思えるようになったそうです。
妹は、娘と2人で過ごす中で小さな母性が芽生えたのではないでしょうか。
あとは・・・
彼女に幸せな未来が訪れることを祈りながら、見守っていきたいと思います。
看護師 森