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今を演じる役者

2012年02月25日

 

若いころは、お金がないからという言い訳。

 

今は、時間がないからという言い訳。

 

 

ひとは、できないことを正当化しようとして色々と言い訳を考えますよね。

 

何を隠そう、私もその一人です。

 

 

今日は、第3回のダイエットセミナーを開催しました。

 

当初は2人の予定だったので、こじんまりとしようかと思っていたのですが、直前の申し込みもあり、再受講の方もあわせて15名での開催となりました。

 

やっぱりみなさん、痩せたい、きれいになりたいんです。

 

でも、痩せていることや若々しいことが、美しいことではないと思います。

 

よく体のことを歳のせいにすることもありますが、若い時には表せないものが歳をとってからということもあります。

 

 

 

白鴎大学教授、健康大使もなさっておられた医学博士の海原純子さんはこう言っておられます。


 

 

人生の旬とはなんだろう。

 

一般には若い世代が旬といわれる。


年をとると、盛りをすぎたとか、枯れたとかいわれる。

 

生物学的見地だけから見れば、たしかに老化するほど細胞内の水分は減少し、枯れていくという表現は当っている。


現代は、そうした老化を遅らせるアンチエイジング研究も盛んだ。

 

旬をのばそう、とする考え方だ。

 

むろんそれはいいのだが、私個人の考え方としては、生物学的な旬のみに焦点を当てる必要はないのだと思っている。


体力や細胞内水分、つまり体力、美しさ、記憶力は年と共に衰え、旬を過ぎるが、別の旬は年と共に充実してくると思うのだ。

 

たとえば、ものを深く洞察する力、思考能力、共感力などは年をとるにつれ旬を迎える能力である。


しかし、とても残念なことだが、こうした能力は、体力や美貌という生物学的能力とは違い、ほうっておいても存在するとは言えない。

 

要は天賦のものではなく、自分で磨きをかけて旬を作り出していかねばならないものなのである。

 

いつまでも若さという旬を追い求めることにエネルギーを使っていると、こうした「年をとってから旬をむかえる」はずの能力に磨きをかけるエネルギーをなくしてしまう。


体力や美しさが減少しても、別の旬を持てる大人は輝いていられる。

 

そんな大人が少ない。

 

若いころにはとてもこんなふうにできなかったなあ、と思えることを人生のなかに作っていくのが大人の幸せである。

 

                       

 

                       『大人の生き方 大人の死に方』 毎日新聞

 

 

 

 

 

私の周りは、40代の経営者の方々も多く、やはりものを創りだす力を感じます。

 

そして、40代で結婚される方もおられ、若い頃とは違うお互いを認め合う愛がある。

 

 

最近、40代ってかっこいいなあって思います。

 

 

旬は他人がつくるものではなく、自分がつくるもの。

 

 

ちなみに、私はいつでも“旬”な感じです!

 

 

                                      院長 野村

 

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