“魚を好んで食べる子どもほど抑うつが少ない” との長崎大学教授小澤寛樹さんのグループの調査結果です。
長崎市に在住の小4~中3までの子ども5197人対象で、生活習慣と心の状態について行われた、『抑うつと魚の嗜好性』を調査によると…
魚が好きな子だと、抑うつ傾向がみられるのは10%ほどに対し、魚が嫌いな子の場合は、25%近くに達していました。
そのほか、青魚に多く含まれるEPAやDHAなどがうつ病などの気分障害に効果があったという研究が多数発表され、うつ病患者の血液を調べると、これらの脂肪酸濃度が低下していたという報告もあるそうです。
そして、「魚油には気分を安定させる効果があり、抗うつ薬服用の若年者の気分障害などに対する治療の可能性が期待できそう」と指摘されています。
また、生活習慣と抑うつの関係を検討されており
・朝食を週に3日未満しか食べない 約22%
・インターネットを毎日2時間以上行う 約17%
・携帯電話で毎日2時間以上メールをする 約14%
抑うつ傾向の割合が高く、生活習慣と抑うつとの関係も明らかにされ、こころの問題に対して食育で支えていくことの重要性について、EPAやDHAを用いてうつ病予防するという流れもあるそうで、
近年若年層では、魚よりも肉を好む傾向にあり、日本人は昔から魚を良く食べているので、摂取を意識しなくても問題はないという意見もありますが、平成7年に比べ平成21年は魚の摂取量が20%以上減少しているそうです。
魚を食べて、こころの健康を持続させ、明るく楽しい毎日を過ごしましょう!
受付 渡邉