ある日、ペンギンはパンダに出会い恋をした。
そして、パンダもペンギンに恋をしてしまった。
そして、パンダはペンギンに一番美味しい笹の枝をプレゼントした。
ペンギンは笹の葉をもらって食べれないと思ったけど言い出すことができずに「ありがとう」と受け取った。
ペンギンはお返しに、自分の一番の好物のお魚にリボンをつけてプレゼントした。
パンダは、魚が生臭く思ったけどペンギンに気を使って「大好きさ」と答えた。
二人の愛が深まるほどにパンダは笹を、ペンギンは生魚をお互いにプレゼントし続けました。
やがて、二人は与えるのも、もらうのも重荷になり、性格の不一致で別れました。
お互いに「こんなにあの人のために尽くしたのに・・・・」と感じながら。
日常生活の中で、良かれと思ってとった行動が相手にとって迷惑であったり、自分が気づかない間に相手を傷つけてしまったりすることがあります。
自分は、喜んでもらえると思って相手に伝えるけれども、相手にとっては押し付けられてると感じる事もある。
「思いやり」のつもりが「重い槍」になっているのかもしれません。
必ずしも自分と同じ考え方の人ばかりではありません。
だからこそ、相手との心のずれを感じた時、『考え方が違うから、私とは合わない』と距離を置くのか、相手の気持ちを心から聴き、自分の思いを正直に伝えて歩み寄ろうとするのか・・・
どちらを選択するかで、お互いの人間関係は大きく変わってくると思います。
心のずれを感じている人に歩み寄るのは、パワーがいることだと思います。
しかし、その一歩を歩み寄ることが一段深い人間関係へと繋がっていくと思います。
『思いやり』を持って大切な人間関係を築いていくために、私は一歩を大事にしていきたいと思います。
看護師 森