いよいよ7月27日(日本時間の28日)にロンドンオリンピックが開幕されます。
連日テレビでのオリンピック関連番組も増えてきました。
国民が応援しているのに間違いはありませんが、開催中にメディアでは必ずメダルの個数を報道しま
すし、日の丸を背負ってメダル獲得を期待された選手にかかるプレッシャーは、計り知れないものがあるかと思います。
スポーツ選手の多くが、基礎トレーニング・筋力トレーニングなどで体を鍛えていますが、頑張ってもいざ試合で思い通りにならない事もあるかもしれません。
「一流選手がよく口にする“自分との戦い”これは自分自身のプレッシャーや不安との戦いで、それが払拭できないと普段どおりの動きができず本番では良くない結果になりやすい」
そこでプロや一流スポーツ選手をはじめ、スポーツをする人にはイメージトレーニングが良く使われています。
この方法でプレッシャーや不安を払拭し、自分の能力を最大限に発揮しているのです。
スポーツ心理学の中でも、イメージトレーニングは大変効果的といわれています。
2002年ワールドカップ、イングランドチームのおはなし。
愛国心に燃え過大なプレッシャーに耐えていた選手達に、監督がスポーツ心理学の博士を呼び寄せ
「視覚化」というイメージトレーニングを取り入れさせたそうです。
このトレーニングは「行動する直前に、その一連の行動を頭の中で視覚的に成功するシュミレーションをしてから行動に出る」という方法です。
この年のイングランドチームの結果は準々決勝までの進出。
試合での「視覚化」の効果は??選手に聞いてみないと分かりませんが、良いイメージを持つこと自体いい事でしょう。
同じように普段の私たちの生活の中でも、出てくるプレッシャーや不安もイメージトレーニングで成功に変える事が可能という事になります。
(生活となると、結果が目に見えて分かりやすい事ばかりではありませんが・・・)
ちなみに、体操の内村航平選手は「プレッシャーは感じたことがない」「五輪はその雰囲気を一番楽しんだ人が一番になる」 とプレッシャーとの付き合いが極めて上手く、メンタルがとても強い事で知られています。
そこまでは出来なくとも、何事にも良いイメージを持てる様なイメージトレーニングをしていけたらと考えさせられました。
頑張れ 日本!
看護師 福重