うっとうしい雨が続いていますね…
今日は、“デスクワークの『あご出し猫背』が顔のたるみを加速する“というお話です。
ふわっと笑顔で微笑む人の年齢を経るにつれてにじみ出る表情の深みは美しいものです。
その一方で、なにげなく習慣になっている悪い姿勢や顔の偏った動かし方のために、口角が下がっ
たりほうれい線がくっきり刻み込まれてしまうのは、もったいないですよね。
顔には筋肉の状態がダイレクトに反映され、姿勢との関係が非常に強い部位です。
今回は、自分の意識や筋肉への働きかけによって改善できる顔のたるみ対策について。
私たちの体には、筋肉や内臓を包む「筋膜」という伸縮性のある組織があります。
顔は、僧帽筋などの筋肉とつながった筋膜のお面をすっぽりと被った状態で、バランスが保たれて
います。
ところが、背中が猫背になりあごが前に突き出るという状態になると、縮んだ頭の後ろ側と、伸び
ている首の前側が引っ張り合いこをしている状態になり、頬から下部分にある顔面の筋肉は一斉に
「下へ下へ」と力を受けてたるみます。
一般に、たるみは加齢によってコラーゲンやエラスチンなどの繊維組織の衰えによって重力に負け
て起こると言われていますが、悪い姿勢は自分でさらにたるみ方向の力をかけているようなもので
す。
近年、おしゃべりや大笑いが減り、硬いおせんべいなどバリバリ食べることも少なく、日常会話も
メールが多くなり、顔の筋肉を動かす機会も圧倒的に少なくなってきているという生活スタイルに
も原因があり、若い女性の中には顎が小さくなっていて垂れ落ちてきた筋肉の受け皿が小さく、た
るみが大きく表れやすいのです。
たるみは加齢によると諦めないで、正しい姿勢でのデスクワークや、顔の筋肉を正しく動かしなが
ら顔のたるみ改善に心掛けたいものです。
受付 渡邉