今日は、一つのお話から紹介したいと思います。
Aさんには子供がいます。(太郎君)
太郎君は、1週間後に控える、学校行事のマラソン大会に向けて日々練習を重ねていました。
太郎君は、とにかく一生懸命な子で、Aさんも一緒になって練習していました。
太郎君は、絶対に1位になってみせるとAさんと約束をし、1位になるという目標の為に努力しました。
そして、マラソン大会の当日。
太郎君は一生懸命走りましたが、残念ながら結果は7位でした。
太郎君は、ゴールした子から順番に並んでいる場所へ整列に向かいましたが、号泣していました。
そして、それを見ていたAさんはある光景に気づきました。
マラソン大会で、整列している1位の子は笑顔なのですが、2位以下の子から10位くらいまでの子は、全員泣いていました。
そして、20位くらいの子からはだれも泣いていませんでした。
今の世の中、順番がつけられて、優劣がつけられることも少なくありません。
この、厳しい現代、一生懸命頑張ったという過程はなかなか目に止まりにくくなってきています。
それでも、目標を立て、それに向けて頑張るという過程は、失敗することもあるでしょうが、人を泣かせてしまうくらい何かを感じ、何かを得ることができるものではないでしょうか。
生きているだけで、何かにチャレンジする機会、逆に、何かをあきらめる機会は沢山あります。
チャレンジを続ける人生。
あきらめを続ける人生。
我が家の子供たちも、日々、いろいろなことにチャレンジしています。
小さな子供にとって、ボタンを一つ通すことも、ズボンを自分で履くことも大きなチャレンジです。
時々は、思い通りにならず失敗して泣きだすこともありますが、そこまで頑張ったという過程を大切にしてあげたいと思います。
私自身も、なんだかんだと理由をつけていろいろな事を諦めがちになっているような気がします。
小さなことから、少しずつチャレンジしていきたいと思います。
みなさんも、何か小さなチャレンジから始めてみませんか?
看護師 森