あまり良くないことを伝えなければならない時ってありますよね。
医療の世界では、良いことよりも良くないことの方が大半を占めています。
ですので、伝え方をとても考えています。
医師になりたての頃は、自分に余裕がなくて、とても自分勝手な伝え方を患者さんにしていた気がします。
今は、病気から健康を意識していただけるように、当院スタッフみんなで努力しています。
以前のブログでも当院はディズニーランドを意識している?と書きましたが、昨日もディズニーのお話をスタッフがしてくれたので、今日もつなげてみたいと思います。
どこにでもいそうな3人の親子がいました。
しかし母親が事故でなくなってしまい、小さな女の子と父だけになってしまいました。
そこで父親が子どもを励まそうと、一泊二日でディズニーランドにつれて行きました。
しかし全く女の子は元気になりません。
それどころか、唯一お母さんにもらったピーターパンのキーホルダーを落としてしまい、よけい落ち込んでしまいました。
それをみたお父さんがキャストの方に相談し、閉園したあと探してもらいましたが、見つからなかったそうです。
そこでキャストの方のとった行動がとても感動的です。
その親子が泊っているホテルのドアの前にこう書いた手紙をおきました。
「君のキーホルダーは僕の宿敵フック船長が盗んでしまったんだ。で、僕が取り返したんだけど・・・・。君のお母さんがどうしてもそれを欲しいって言っててね、今ティンクが君のお母さんに届けにいっちゃったんだ。これがあればお母さんはいつでも君に逢いに来れるって!!
だから君も納得してくれるよね。 ピーターパンより」
これでその女の子は元気になったそうです。
我が家の娘達は、当然ながら“サンタクロース”を信じています。
サンタクロースの話を出しながら注意すると、効果テキメンです。(これはみなさんも使っているでしょ?)
いずれ分かるときにが来るのでしょうが、伝え方によって頑張ったり、元気になったりするならば、それはそれでいいことだと思います。
なんでもかんでも論理的に物事を現実的に進めるのは私は好きではないですね。
私はやっぱりロマンティックに生きたほうが楽しいですよ。
明日は、かなり熱いロマンティストだと思われる小暮 剛さんのセミナーです。
フランス料理をいかに日本人の食文化に当てはめて食のすばらしさを伝えるのか。
情熱大陸の男が、やって来ます!
明日の当院は、情熱大陸の音楽が流れていますので・・・
院長 野村