幸せを感じる。
それは、それぞれの人生の中で起きた出来事の、どこに焦点を当てるかで決まると思います。
イヤなことに焦点を当てるのではなく、楽しいことに焦点を当てる。
そうすれば人生が楽しくなる。
心が豊かになる。
その豊かな心で、誰かを幸せにすることができる。
毎日、自分に起きた楽しいことを数えていくと、感謝の気持がわいてきて、心が豊かになれる。
それは決して特別なことじゃなくてもいいと思います。
たとえば、『今日も目が覚めてうれしい』とか、『ごはんがおいしい』とか、何でもいいです。
人はそれぞれ幸せの基準が一人ひとり違うます。
“幸せ”というのは測れない。
だから基準もない。
その人の心の中にあるものだから、ひとつひとつが違うんです。
そこで大切なことは、自分の幸せの基準を低く持つということ。
それが、“心ひとつの置きどころ”
人は生きている間に、たくさんの経験をしているうちにどうしても、自分の手が届かないような、高いところに幸せの基準を置いてしまっています。
そうすると苦しくなる。
だから、幸せの基準を低く持つようにする。
そうすると、小さいけどたくさんの気づきがあり、どんなことにも『ありがとう!』と感謝できる。
そんなことを、斉藤一人『大切な教え』の著者 宇野 信行さんは言っておられます。
最近、当院のスタッフは積極的に講演会に参加しています。
しかし、同じ講演を聞いても、アラを探し批判をする人もいるし、いいところを探して感動する人もいるし、本でも、その中には、自分と合わないところはいくつかは必ずあります。
なぜなら、それは多くの人に向かって、話をしたり、書かれたりしているからです。
すべてにわたって自分に合うものを望むなら、最後は自分でやるしかない。
テレビや新聞には、楽しい話題や、いいニュースが報道されたり、書かれたりすることは少ないけど、なぜなら、人は、センセーショナルな話題、ショッキングな話題を好むからでしょう。
つまり、特殊で異常な出来事が一番人気となる。
だから周りの基準に合わせないで、日常で、いいこと、楽しいことに焦点をあて、それを数え、増やしていくことが幸せを感じるために必要なことではないでしょうか。
ところで、昨日は、スタッフの誕生会でした。
子供たちも参加しての誕生会だったのですが、居酒屋だったので、子供たちが退屈しないようにスタッフであれこれと策を練りました。
そこで、当院のお母さん的存在のWさんが、なんと20年前の仮面ライダーのおもちゃをごっそり用意してきたんです。
唯一の男の子のA君は、居酒屋の雰囲気と見たこともない仮面ライダーのおもちゃとの遭遇に、はじめは緊張して笑顔がでませんでしたが、ここは人生の盛り上げ役の私は、しらふにも関わらずWさんと一緒に笑いを求めて頑張りました。
顔にシールを張ったり、変な顔をしてみたり、手品まがいなことをしてみたり
そのおかげで、A君はようやく笑顔を見せ始めましたが、それまでの時間、
なんと“2時間半”
盛り上げ役の二人の年齢合わせて、
ちょうど“100歳”
ご老体のかなり変な二人でしたが、久々に楽しかった。
大人がおかしいことをするのは変だけれども、楽しいと思うことに焦点を当てる。
特殊で異常な出来事が、A君にとっては一番人気でした。
院長 野村