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運を掴む余裕

2014年01月08日

今日も患者さんと診察室で盛り上がりました。

 

私は、病気以外のことで話が長くなるので、よく話す患者さんには、できれば午後に来てくださいと言っています。(ほんと、どんな病院なんでしょうね)

 

ところで、今日は縁起担ぎについていろいろと教えていただいたのですが、やはり長く商売をされている方は、努力以外のものも大切にされていることがよくわかりました。

 

私も見えない力、いわゆる “運” を信じている人なので、運を良くしたいといつも思っています。

 

しかし、その運も引き寄せなければならないので、それ相当の努力は必要なわけです。

 

 

 

さて、今日は12歳でプロ棋士デビュー、20歳の時には史上最年少で「名人」を獲得し、棋士界の頂点に立つ井山裕太さんが語る “運” を良くするお話をご紹介します。

 

 

 

 

見えない力といえば、運というのも勝負と深く関わっていると思いますね。

私は、一人ひとりが持っている運の量っていうのは平等だと思うんです。

そして、運が悪い人というのは、つまらないところで使っているんじゃないかと思うんです。

将棋の棋士を見ていると、例えばトップクラスの棋士がやっぱり一番将棋に対する愛情、敬意を持って接していますね。

対局前の一礼にしても、羽生さんをはじめとするトップの人ほど深々と礼をするんです。

その姿勢は相手が先輩でも後輩でも変わらない。


そして対局後に「負けました」と言うのは一番辛いですけれども、それもやっぱり強い人ほどハッキリ言うんですね。

それから、棋士の中には対局開始前ギリギリにやってくる人もいます。

さすがにトップ棋士は対局の十分、十五分前にはちゃんと対局室に入るけれども、そういう心掛けのできていない人は、電車が遅れたりしたら大変です。

なんとか対局に間に合ったとしても、その人はそこで運を使い果たしていると思うんです。

将棋も囲碁も先を読みますが、どんなに頑張ってもどこか読み切れない部分があります。

そういう最後の最後、一番大事なところで運が残っているかどうかというのが非常に大事だと思うんです。


ですからどんな対局であっても、与えられた条件で最善を尽くして運を味方につけることが大事です。

対局の持ち時間を残して勝負をあっさり諦めるような人は、やっぱり成績も振るわないし、最後の最後の大事な場面で勝ちを逃すことが多いような気がします。

対局中だけでなく、普段どれだけ囲碁のことを考え、しっかり向き合っているか、その積み重ねが凄く大事だと思います。

いい時は誰でも頑張れると思うんですけど、大変な時でも変わらずにそういう姿勢を持続するということは大事だと思いますね。

そういう意味では、どの世界でもそこで長く活躍されている方というのは凄く尊敬します。


自分はタイトルを取り始めてまだ数年ですし、とにかく棋士として完成しているとは全然思いません。


まだまだ弱いと思います。

ですからそういう尊敬すべき方々を目指して、とにかくやれるところまでやってみたいという気持ちがいまは非常に強いですね。


よく天才とか才能とかいう言葉を使うんですけれども、それは決して一瞬の閃きではなくて、毎日の積み重ねが自然にできることがやっぱり才能だと思いますね。

 


    井山裕太(囲碁六冠)谷川浩司(日本将棋連盟会長)『致知』2014年2月号「一意専心」より

 

 

 

 

努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。

 

努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。


人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。

 

                            ニューヨークヤンキース  イチロー

 

 

 

ようするに彼ら一流人は、ここぞという時の “運” を掴むために、努力を怠っていないわけです。

 

私達は、何気なく過ごしている日常生活で、もしかして運を使い果たしているのかもしれませんね。

 

 

5分前行動ではなく、10分前行動。

 

 

やはり今年は、ギリギリ男から脱却です!

 

 

                                        院長 野村

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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