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愛と友情の重さ

2012年12月13日

こういう時期だからか、“選択” ということばがよく聞こえてきますね。

 

選挙戦も大詰め!

 

争点はいろいろとありそうですが、政治に疎い自分にとって、何を選択していいのか現時点ではよくわからないことがたくさんあります。

 

直観的に生きてきた自分にとって、いつまで考えても結論は出そうにないのですが、いつも物事の判断で大切にしていることは、“決めたことには責任を持つ” ということ。

 

それが、間違っていると気付いたり、失敗したとしても、その時にベストな判断をしたことであれば仕方がない。

 

ありきたりな言葉ですが、いい勉強させてもらったと思う。

 

 

しかし、そうは言っても、本当に正しかったのかと、しばらく悩むこともあります。

 

 

やはり、何かを選ぶということは非常に悩ましいものです。

 

 

選ぶこと。 “選択”

 

 

今日は、この “選択” について、教育スタイル論の提唱者として知られ『声に出して読みたい日本語』がベストセラーになった斉藤 孝さんのお話しから考えてみます。

 

 

 

 

 

漫画の『逆境ナイン』の中に「二者択一」というシーンがある。

 

主人公に初めて彼女ができる。

 

 甲子園目指して、チームを率いてここ一番踏んばらなければいけないときなのだが、デートもしたい。

 

心が迷っている。

 

仲間から「プレゼントだ、好きなほうをとって、もう片方は捨ててくれ」と包みを渡される。

 

開けてみると、中には二枚の表札のような板が入っていた。

 

一枚には「野球」、もう一枚には「かけがいのない女」と書いてある。

 

 

 

煩悶(はんもん)した末、主人公は、「二者択一!!」と叫んで「野球」の板を取る。


泣きながら「かけがえのない女」の札を捨てる。

 

板という「もの」を自分の意思で選び取るという身体的動作によって、決断にリアルな切実さが伴う。

 

私たちは通常、意思決定をするときに、心のなかだけで考えている。

 

その実体が手にとって見えているわけではないので、「選び取った」ものと「捨てた」ものの本当の重さに気づきにくい。

 

たとえ小さな板切れであっても、自分が決心して選んで手に取った札だと思うこ とで、挫けない力が湧く。

 

ちょっとやそっとでへこたれるわけにはいかない。

 

このときのリアルな「二者択一」を一つの行動原理として、主人公とその仲間た ちは二者択一が人生の格言のようになって、その後も決断の軸に「札を取る」行為をする。

 

「進む」のか、「逃げる」のか、札をつくって、冷静に考えて、自分の決断で札を選び取っていく。

 

                         『雑菌主義宣言!』 斉藤 孝 文藝春秋

 

 


人生には二者択一で選ばなければいけないシーンは多くあります。

 

その中の最も本質的な二者択一は、「現状維持」か「現状打破」かの姿勢。

 

変革しようという意見に対して、なんの代案もないのに、ただ反論し たり、理屈を言ったり、怒ったりする人は、現状維持の姿勢の人。

 

現状打破の姿勢の人は、「ちょっとでも現状をよくしたい」、「少しでも進歩したい」、「何かを変えたい」、という具体的な意見と行動が伴います。

 

 TVを見る限り、抽象的な言葉で政治を語る人は、根本的には現状維持の人なのでしょう。

 

 

「現状維持」か「現状打破」か。

 

 

“選択”から、みなさんの生き方も見えてくるはずです。

 

 

                                      院長 野村

 

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