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愛と真実のはずれにあるカフェ

2012年12月02日

今日も雨の日曜日でした。

 

しかし我が家では、雨の日の休日は、娘達と近くの図書館に行きます。

 

特に上のお姉ちゃんは図書館が大好きなんです。

 

というのも、今の図書館は、本だけではなく、好きなビデオも自由に観れたりするので、娘二人は仲良くディズニー映画を観ています。

 

私はというと、普段は観ない様な映画を観るのですが、この前「バクダットカフェ」という映画を観ました。

 

この映画、以前から雑誌で紹介されていて、何となくに気なっていたのですが、自分の好みではない様な気がして観ていませんでした。

 

この映画、日本では1989年にシネマライズで初公開されて大ヒットし、当時のミニシアターブームを代表する一作となった映画です。

 

また、ジェヴェッタ・スティールが歌うテーマ曲「コーリング・ユー」は、アカデミー賞最優秀主題歌賞にノミネートされ、80組を超えるアーティストがカバーするヒット曲となり、みなさんもご存じの名曲です。

 

ストーリーは、アメリカ、ラスベガスとロサンゼルスを結ぶ道筋にあるモハヴェ砂漠のはずれにある取り残された様な寂しげなモーテル “バクダットカフェ”

 

ここをきりもりしているのは黒人女のブレンダ。

 

役に立たない夫、自分勝手な子供達、使用人、モーテルに居着いた住人たちにまで彼女はいつも腹を立てています。

 

そんなある日、ひとりの太ったドイツ女がやって来ます。

 

彼女の名はジャスミン。

 

大きなトランクを抱え、スーツを着込み、砂埃の道をハイヒールで歩いてきたこの奇妙な客に、ブレンダは不快な表情を隠そうともしません。

 

しかし、この彼女の登場が、やがてさびれたカフェを砂漠の中のオアシスに変えていきます。

 

砂漠に芽生えた女と女の友情の物語。

 

ほのぼのとした映画ですが、人と人をつなげるために、何が必要かを教えてくれる映画です。

 

この映画では、なぜかそれは “マジック” なんですけどね。

 

 

そう言えば、マジックで客を呼ぶというお店が長崎にあることをご存知ですか?

 

 

私は行ったことはないのですが、長崎の川棚町に「アンデルセン」という喫茶店があるそうです。

 

ここは超能力喫茶店として知る人ぞ知る日本で有名な店。

 

朝の7時か8時頃から店の前に並び、10時半のお店の開店を外で待つそうですが、ざっと2-30人が列を作るそうです。
 

30人くらいで満席になってしまう店は、場末の喫茶といった感じで目的がなければわざわざ遠くから来てまでは入らない何の変哲もないレトロな店。

 

店の開店とともに中に入り簡単な食事や飲み物を頼んでショーの始まる1時半。


時間になるとカウンターの前に皆を集め、今までエプロンをかけて料理を作っていたマスターが、突如そのショーを始めます。

 

このショーは実際に見た人でないと説明がつかないようなことばかり。

 

例えば、お客様の千円札をまるで板のようにして指の上で立てた後、それを空中に浮かせたままじっと止めたり、右や左に自由に動かす。

 

1万円札に100円玉を縦に入れ、100円玉を動かす。

上から見ると、100玉の上半分が1万円の上を生き物のように動く。

 

普通の100wの電球を片手に持って点灯させてしまう。

 

あのテレビでよくやるスプーン曲げなどもまるで粘土のようにグニャグニャに曲げてしまう。

 

ニクロム線を両方の手で握るとまるで電気が通ったように真っ赤に熱してしまう。

 

ルービックキューブを上に放り投げただけで一瞬にして目を揃えてしまうなどなど。

 

 

そして圧巻は、当日来たお客さんの中から一人を選び、その人に好きな絵と名前を書いてもらうというもの。

 

一人を選ぶ方法もお客が自由に決めるジャンケンでもアミダくじでも何でもよくて、お客に書いてもらった絵と前日にマスターが書いてあった絵とを同時に開けて照合するそうですが、マスターの絵は細工ができないように少し前からお客の目の前に置いてあります。


 
そしてそれを同時に開くと、なんと!

 

その絵は二つがピッタリ全く同じような絵柄!!

 

さらには書いた人の名前と来店した時間も記載されていてそちらもピッタリ!!

 


選ばれたお客は桜ではないことは絶対に確かだそうです。


マスターは、「何故こんなすごい能力があるのに、テレビやマスコミに出たりしてもっと有名になろうとしないのか大金持ちにだってなれるのに…」という質問に、「それをやってしまうと今の能力が無くなってしまいそうな気がするから」と答えたそうです。

 

 

修理もあまりされていないような古い喫茶店。

 

 

“マジック” が本業ならば流行らなかったのは間違いないでしょう。

 

 

喫茶店がマジックをしているから流行っている。

 

 

この話を聞いたときに、同じような業界で同じものがあり競争し合うこの世の中で、価値を単純に多い安いというだけではないところに目を向けなければ生き残れない時代になってきたのだと思いました。

 

 

その中には、目には見えないが大切にしなければならないものもあります。

 

 

しかし、目に見えないものは、愛と真実がなければ、長い目で見ると、必ず人を苦しめてしまいます。

 

 

あと2週間。

 

 

目に見えないこの国の将来も大きく変わるでしょう。

 

 

当院も「カフェみたいで、病院ぽくない」と言われているのですが、“バクダットカフェ” のような存在になることに存在価値がありそうです。

 

 

ちなみに、当院の無料ドリンクサーバーの玄米茶は美味しいですよ!

 

 

                                       院長 野村

 

 

 

 

 

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