今日もいろいろな方に会いました。
患者さんでは、最近、御夫婦で来られる方が多くなってきました。
それは、夫や妻がどんな病院に掛かっているのか確かめに来られているのかもしれませんが、特別な人をを思う気持ちは、夫婦のかたちは様々ですが、どこか似ているようなものを感じます。
特別な人と出会う。
出会いについて、欽ちゃんこと、萩本欽一さんはこう語っています。
60年以上生きてきて、辛いこともあった気がするけど、幸せだったり楽しかったことが、いやなことを全部覆いかぶしちゃった気がする。
これは単にラッキーだったのか、自分がうまく裁いてきたのか、定かではないのね。
でも、少なくとも、自分で切り開いてきた感じはしない。
人生の岐路に立つと、必ずいい人が現れてくれたの。
いい人に出会えば、楽しい人生が送れるんだよね。
だけど、いい人って、探そうと思ってもなかなか見つからない。
じゃあ、どうすれば出会えるのか。
ちょっとだけ自慢すると、そのコツがかすかに見えてきた気がしてるの。
たとえば、昔からいわれてきたいい言葉を守っていく。
「義理」とか「人情」とか、「正直」だとかね。
今はみんな、新しい言葉を求めてるでしょ。
だけど僕は、大事な言葉って、昔から身の周りに落ちているような言葉だと思う。
正直に人生送っていると、向こうから正直な人がやってくる。
ずるいことしたり、ガツガツしないで生きていれば、同じような人が近寄ってくるってことだよね。
『欽言力』日本文芸社
昔はよく言っていた “義理と人情”
私の仕事の仕方は、ほとんどが“義理と人情”です。
これからの時代は、損得ではなく“義理と人情”が大切になってきます。
大切な人のためなら、少しでも力になってあげたい。
まずは、その人に何ができるか。
正直に、自分の言葉を伝えてみますか?
いい出会いが、そこにはあるような気がします。
院長 野村