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鏡に映った自分

2012年01月21日

皆さんは、小さいころヒーローもののTVを見たことはありますか?

 

息子は、ヒーローものが大好きで、今放送されている「海賊戦隊ゴーカイジャー」にはまっております。

 

このテレビを見ているときは静かなのでその間に家事を!と思うのですが、内容が深く、考えさせられることも多々あるのでいつも一緒に見入ってしまいます。

 

そのなかの、1つのお話を紹介したいと思います。

 

 

ゴーカイジャーは6人いるのですが、その中のグリーンはメカには強いのですが戦いは全然だめで、いつもみんなに助けられていました。

 

あるとき、そんな自分をみんなに認めてもらいたい気持ちと、ちょっとしたいたずらもあり、「自分は伝説の勇者で、強敵を倒してきた。しかし、今はその時の記憶がない」というシナリオを作ってしまいます。

 

仲間たちは、半分疑いながらも、勇者の証である腕の星型のあざを見て信じました。

 

そんな時、敵に攻撃され、グリーン以外の仲間はやられてしまい、キャプテンであるレッドは敵に連れ去られ、公開処刑が告げられました。

 

グリーンはやられた仲間の仇を討ちたい!レッドを助けに行きたい!でも、恐怖でなかなか向かうことができません。

 

そんな時、仲間がこれまでかけてくれた言葉を思い出します。

 

「できるやつができることをする。そうやって補え合えばいい」

 

「できることだけやってくれればいい」

 

グリーンは今の自分にできることを一生懸命考え、「伝説の勇者を現実にする」と1人敵に立ち向かっていきました。

 

そこで、レッドを助けることができ、やられてしまったと思っていた仲間たちも生きており、力を合わせて敵を倒すことができました。

 

宇宙一強いと言われる敵を前にしてグリーンは言います。

 

「大丈夫!相手は宇宙一強いかもしれないけど仲間がいない。僕たちには仲間がいる」と。

 

 

どんなに力を持っている人でも1人では頑張るのに限界があります。

 

完璧ではなくても、それぞれがそれぞれの持っているものを発揮すれば数倍の力となります。

 

グリーンはいつも仲間に頼ってばかりの自分が嫌になり、嘘をついてしまったのかもしれません。

 

 

川村妙慶さんの本の中に

 

『私は、人を頼る事を勧めます。それは、人というのは、本当の自分の姿は自分で見ることができないからです。人を通してしか、知ることができないのです。他人という鏡に映さないと「自分」に気づくことが難しいからです』

 

とあります。

 

仲間に頼り、その時の相手の言動や想いに触れることで、それが原動力となり難問に立ち向かっていける。

 

これは、1人ではできないことです。

 

仲間がいるからこそ、力が発揮できます。

 

私自身、たくさんの仲間に助けられ、日々、学ばせていただいてます。

 

今度は、私自身、誰かの原動力となるために、相手を包みこめる豊かな心を持ち続けていきたいと思います。

 

                                        看護師 森

 

 

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