「パパ見てて~」
子供たちから、音楽に合わせて踊る姿を嬉しそうに見なければいけないというオーダーが最近よく入ります。
話を聞いていないと、「ちゃんと聞いてる?」などと突っ込みが入ったり、女系家族(犬もメス)の我が家では、父親としての威厳?というものはあまり感じられません。
しかし、家庭環境がどうであれ、すべての子供は親から見いてほしいという気持ちがあるようです。
参観日や運動会など、自分が頑張っている姿を見てほしい。
それだけで頑張れる。
私達が子供のころも、見ていてくれるだけで、頑張ったりしましたよね。
実は、この見られているということは、日常生活においても重要で、誰かに見られているからこそ、身だしなみを整えたり、挨拶をしたり、きちんとしようとします。
周りを意識するとストレスになると考えられがちな “見られる” ということ。
この見られることの効用を、心理学者の内藤誼人さんは、このように説明されています。
日本の大手総合商社では、モーレツに夜中まで働く商社マンに「
そのほうが商社マンたちは、張り切って仕事をするからだ。
私たちは、周囲にきれいな人がいれば、“いい格好”
どんなにだらしがない男性でも、
一人でジョギングしているときにはあまり本気で走ることができな
これもやはり、「見られる」ことの効用であろう。
相手が異性にかぎらず、同性の場合にでも、「見られる自分」
商売の秘訣は、「お客の目」を意識することだといわれる。
お客がどんな風に感じるのかを考えれば、
私たちは、他人の目を意識するようにすると、
アムステルダム大学のU・C・クレイ博士が、
なお、この実験に先立って、「
自分の行動が監視されていると言われたグループでは、
見られていると思えば、手が抜けなくなったのだ。
実際に見られているかどうかということではなく、「
『継続は、だれも裏切らない』PHP
この前の男子プロゴルフの試合は、台風の影響で観客の安全を保つということから、前代未聞の無観客試合となったそうです。
プロスポーツ選手は、誰も観客がいなかったら、やる気は半減どころか、何のために頑張るのっていう気持ちになると思います。
最近、気候も過ごしやすくなってきて、本格的にスポーツの秋がやってきましたが、お子さんの試合、運動会など、みなさんの応援が子供たちにやる気を与えているはずです。
親は、木の上に立って見ると書くことからも、子供は見守ってあげることが必要です。
ちなみに、今週末から私は、2週連続でカメラ小僧とならざるを得ないのですが、場所取りが激戦なので、落ち着いて見ている暇はなさそうです。
子供たちからも、父親の頑張り方を見張られています。
院長 野村