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期待外れの生き方

2012年09月16日

またまた週末は台風の影響で雨でした。

 

いろいろ予定していたので、ちょっと期待外れでしたが、期待外れというと、自分の生き方とも似ているような気もしたりします。

 

というのも、私は自分に過大な期待を寄せてやる気を起こす悪い癖があります。

 

上手くやりたい、良く思われたいなどなど。

 

そうすると、最初からいろいろと繕ってしまいがちになってしまいます。

 

先日も患者さんから、「自分の今の仕事は、自分の能力以上を求められているような気がして、疲れてしまった」ということを聞きました。

 

 

こういったことは、周りからのプレッシャーだけではなく、自分自身からのプレッシャーもあるかもしれません。

 

 

 

自分で自分を苦しめてしまう…

 

 




自己紹介をするとき、初対面の相手に少しでもよい印象を持ってもらおうと、自分の仕事や経歴、実績などを誇張ぎみにアピールする人がいます。

あるいは、不自然なくらい明るく元気に振る舞う人も多いものです。

たしかに、こうした演出によってプラスの印象を持ってもらうこともできるかもしれませんが、今度は後が大変です。

背伸びをしたまま歩いていたら疲れるのと同じで、高めに設定された「期待値」をキープするため、いつも頑張りすぎてヘトヘトになってしまうのです。


もちろん仕事上での自己紹介には多少のアピールも必要かもしれませんが、プライベートで演じる必要はありません。

むしろ逆に「最初はすごい人だと思ったのに、全然違った」とマイナスの評価を受けることもあります。


さらにわたしの経験から言うと、仕事やプライベートがうまくいっている人ほど、自己紹介は控えめに済ませる傾向にあります。

そのほうが相手も萎縮しないで、気軽な関係が築いていけるからです。


その人の人間性や能力などは、付き合っていけばおのずとわかってくるものです。

プライベートの自己紹介は、決して背伸びすることなく、まず低いところから始めましょう。

もしもそれであなたを軽んじる人がいたとしたら、その程度の人なのだと思えばいいわけですし、自分にウソをついてまで合わせる必要はありません。

                    

 

                          『ゆるい生き方』 本田直之  大和書房

 

 

 

 

私は、食と健康セミナーという勉強会をさせていただいているのですが、ダイエットが続かない理由を説明する中で、本田直之さんがおしゃっていることと同じことを伝えています。

 

 

何かを手にしようとする時、時間をかけた方がいい。

 

簡単に手に入るものは、簡単に失います。

 

時間をかけたものは、そう簡単には失いません。

 

 

すぐ応えてくれることや応えようとする期待を少し休むと楽になるかもしれません。

 

 

週末、無邪気な子供たちの顔を見ていると、子供たちにも時間をかけることが大切だと思いました。

 

 

ちなみに、来月の幼稚園の運動会で走ることになっている私に、

 

下の子は、

 

「パパ、この前みたいにこけないでね!」

 

と待ったなしのプレッシャーをかけています。

 

 

                                      院長 野村

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