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伝わる心エコー

2012年08月30日

心エコー検査は、超音波(人の耳に聞こえない高い音)をつかって、今の患者さんの心臓の大きさや壁の厚さ、壁や弁の動き、心臓の中を流れる血液が正常に流れているのかわかる検査です。

 

私が読んでる心エコーの雑誌に「伝わる心エコーの撮り方」という文章がありましたので紹介します。

 

 

心エコーには見せる相手がいます。それが誰であれ、相手に意味が伝わらなければ心エコーの価値は半減します。

 

私たちは常に、伝わる心エコーを目指しています。

 

初心者とベテランの違いはここにあり、心エコーが伝わるようになれば、初心者から抜け出したと言える。

 

例えばプロのカメラマンを考えて見てください。写真は誰でも撮れますが、皆がプロのカメラマンになるわけではありません。

 

プロと素人の最大の違いは、”何となく”漠然とシャッターを切るかどうかです。

 

彼らは私たちが気づかないいくつものチェックポイントを一つ一つクリアしながら自覚的に撮影しています。

 

言い換えれば、彼らの写真には主張があり、我々の心に伝わります。

 

 

心エコーでプロフェッショナルになるために必要なことは、超音波診断装置の取り扱い説明書を読むことではなく、基礎を学び、経験を積むことです。

 

経験を積むと、原理や限界に気づき、さらに高度な経験を導きます。そしてこの繰り返しこそ、成長の鍵を握っています。

 

 

私が心エコー検査に携わるようになって、10数年たちました。

 

プロフェッショナルとまでは、まだまだ言えません。

 

日々勉強の毎日です。

 

検査を行い、画像を記録して、レポートを作成するクリエイテイブな仕事をしているのだと

う自覚をもっていきたいとおもいます。

 

 これからも、先生(院長)が的確に画像診断できるような説得力のある画像、そして、当院で検査された患者さんたちが納得できるような画像を撮っていければと思います。

 

ちなみに、私たち超音波検査士を”ソノグラファー”といいます。

 

プログラマーみたいでかっこいいですね!

 

                                   検査技師 河合

 

 

 

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