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努力と感動のひとかけら

2012年04月07日

今日は絶好のお花見日和!

 

しかも満月!

 

今日の夜は何かが起こりそうです。

 

 

我が家は、娘達の発表会が明日あるため、広島のおばあちゃんが久々に宮崎に来るということや、しかも今日がおばあちゃんの誕生日ということもあり、今日は花見以上の盛り上がりが予想されます。

 

孫のためなら82歳になっても、車を運転して新幹線・飛行機に乗ってくる。

 

 

おそらく他の理由なら絶対に来ないでしょう。

 

 

娘達も1年間、この日のために練習をしてきましたし、妻や義母もよく協力してくれたと思います。

 

 

そういったみんなの協力があって今があるということを、今日は、ひすいこうたろうさんの桜のお話から感じてもらいたいと思います。

 

 

 

 

 

桜の花が咲く直前の木の皮。

 

あのゴツゴツした黒い樹皮から、美しいピンク色を出していた染色家の志村ふくみさん。

 

実は僕も、中学生のときに実際にやってみたことがあります。

 

まだ肌寒い空の下、明日は花が開くかという桜の樹皮をちょっとだけいただきました。

 

無知な中学生だったから、それをお湯に浸してゴリゴリとすりつぶし、糸を一巻、一昼夜浸しただけ。

 

しかし、結果はうす-い桜色の糸ができました。

 

 

「ほんとうだ!」

 

 

感動した僕は、その糸で名札を縫いつけて自慢していました。

 

実際、何人かから「上品な色」と言われたものです。

 

桜の木は木全体でピンク色になろうとしていたのです。

 

木全体でがんばって、やっと木の先端の花がピンク色の花を開かせる。

 

 

努力ってそんなものじゃないかな。

 

 

努力が目に見えて実を結ぶのは、努力した部分のほんのひとかけら。

 

 

でもそれが人を感動させ、社会を動かす。

 

 

芸術家だって、スポーツ選手だって僕らの目に触れるのは、彼らの努力のほんの一部分のはずです。

 

 

ほんのひとかけらの花びらのために、全身全霊をかける。

 

 

だからこそ美しいんだと思います。

 

 

見えないものが見えるものを支えています。

 

 

 

 

                 「シアワセの取説」 ひすいこうたろう インフォトップ出版

 

 

 

 

私達はよく、“このままではいけない” “変わらなきゃ”と思ってしまいます。


それは裏をかえせば、いまの自分を“否定”してしまっています。

 

自分を否定しながら頑張るということは、アクセルを踏みながらブレーキをかけてるようなもの。

 

自分自身に何かを求めるのならば、まずは、今の自分をまるごと受け入れる。

 

 

この世界に“失敗”はありません。

 

 

あらゆる“失敗”は、さらに自分らしくなるための“貴重な体験”になるんです。

 

 

 

おそらく明日の発表会では、娘たちは、上手くいったり、そうでなかったりするでしょう。

 

 

 

我が家は、その“貴重な体験”を、家族みんなで分かち合いたいと思います。

 

 

                                   

 

                                     院長 野村

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