今日はすごい天気でしたね。
この雨と風で、せっかく咲いた桜は散ってしまったでしょうか。
私達は、先週すでに花見をしましたが、やっぱり花見はいいですね。
なぜか花を見ながらの会話はみんな笑顔です。
医学的にも、笑いには自然治癒力があると言われていますし、笑顔の人は幸せそうですよね。
みなさんご存じの瀬戸内寂聴さんの法話の中の一節でも、笑顔はこう語られています。
「『わげんせ』という言葉があります。(和顔施と書きます)にこやかな顔を相手に与えてあげる。それだけで人って、もう嬉しくなるんですよ。あの人はいつ会ってもニコニコしているわね、楽しそうねって、そう一瞬思うだけでも、その人も楽しくなっているんですよね。ですからお通夜の帰りみたいな顔をしていないで、(笑) なるべく自分もニコニコしていましょうね。『あの人はいつ見ても、本当ににこやかね』っていうふうに言われたら、もうそれは存在価値があるわけですね。」
実は、16年前の今日、花見である女性に会いました。
ずっとニコニコしていましたね。
あなたがそこに ただいるだけで
その場の空気が あかるくなる
あなたがそこに ただいるだけで
みんなのこころが やすらぐ
そんなあなたに わたしもなりたい
「いちずに一本道 いちずに一ツ事」 詩人 相田みつを
自分の都合のよいとき、わが心にかなうときは誰だって自然に笑みが浮かびます。
わが心にかなわぬときに笑顔を見せるのは大変なことです。
人は自分の生の顔に出会うことはないと言います。
鏡を見るときは、他所ゆきの顔になっているからです。
不愉快、腹立つからといって、その感情を顔に丸出しにすると、その顔によって不快な思いをしなければばならないのは、我が回りの人達。
いつも明るい表情を身につけて、生きとし生けるものすべてに笑顔を向ける。
詩の中の「あなた」は微笑みを絶やさない人なのでしょう。
いつも微笑んでいる。
そんな彼女がずっとそばにいてくれたら幸せだと思いました。
今日は、結婚記念日よりもっと大切な日なのかも知れません。
院長 野村