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今日は 未来にむかう始まりの日

2012年01月04日

こんにちは(*^_^*)

 

いよいよ仕事始めですね。

私は何年かぶりに 正月休みを堪能しました。

 

ゆっくりと読書をしたり

子供とまったりしたり、一緒に遊んだり

親族と久々に再会し、大騒ぎしたり、

本当に楽しいお正月でした。

 

その中で、考えされられたコラムをご紹介したいと思います。

 

 

ガンで左目を摘出してから、この夏で20年になります。

生き方を考える絶好の機会を与えてくれた、とガンを前向きにとらえるピーコさん。

 

厄年を過ぎてから半年に一度受けていた定期健診の日に目も詳しく検査してもらうと、

「マリグナント・メラノーマ」という悪性腫瘍がみつかった。

そして1週間後に手術を受けた。
「そのときは目は2つあるから1つとってもなんとかなるだろう、くらいの気持ちでしたが、

手術後に目が2つある意味や目の大切さを思い知りました」と語るピーコさん。

 20年近くたった今では、日常生活に困ることはほとんどなくなったという。

手術後、ピーコさんの人生観は一変した。
「ガンって命にかかわる病気でしょう。あと何年生きられるだろうって…そうしたら、

  ひとりで生きてきた気でいた自分は、なんて不遜なんだと気づき、

  それからは世の中が変わって見えましたね」

家族はもちろん、入院中毎日お見舞いに来てくれた親友や、

義眼をプレゼントしようと集まってくれたたくさんの知人たち。。。


「こんなにたくさんの人が私のことを心配してくださったとわかると、

  それまでの人生がすごく恥ずかしくて、残りの人生をどう生きようかと考えました」

 

ピーコさんが深く考えたのには、もうひとつ理由があった。

同じ時期、同じ病院に、同じ病気の方がいたのだという。

 

「でも、その方は亡くなったんです。どうして私は生きているのか?

   私は自分の役目をまだ果たしていないからなんじゃないか?それなら、

   何か人の役に立つことができたらいいなと思いました」

 

ガンは生き方をきちんと考える絶好の機会を与えてくれたというピーコさん。

それからは、目の大切さを訴えるイベントでの講演や、

障害のある人を支援するボランティアを続けている。

 

 

さらに、ピーコさんはこうも言っています。

「命って一人一人が何かの役目を持って生きている証しだと思う。

 何か自分にしかできない役目があると思えたら素敵ですね。

 結果的に何もできなくてもいい。でも、私の役目は何?って探しながら

 生きていくのは楽しいと思うんです」

 

 

これまで病院勤めをしてきて、患者さんやその家族の方のために

何ができるのか いつもいつも考えさせられてきました。

仕事以外でも もちろんそうです。

 

でもピーコさんのコラムを読んで

結果をすぐに求めるのではなく、何かのために自分がどう動くのか

その過程が大事なのだとつくづく感じました。

 

病気になって初めて何かに気付く。

そんな患者さんのためにきっと何かできると信じて。。。

 

 

明日は当院も仕事始め。

新たな気持ちで また頑張っていこうと思います。

 

  

                                  看護師 加藤

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