喫煙(二コチン)は、心拍数の増加、血圧上昇、末梢血管の収縮などがおこり、心臓病を引き起こす原因となります。特に心筋梗塞などの虚血性心疾患の発生率は、ある研究では、1日20本をこえる喫煙者は非喫煙者に比べ3.2倍という報告があります。
と言っても、タバコを吸っている人は、古いフレーズで “わかっちゃいるけどやめられない”という感じなのです。
しかし、人って悪いと思っていることを続けることはできないんです。
必ず何らかのかたちで気付かされます。
私は、今まで急性心筋梗塞の治療をしてきました。
心筋梗塞の方は、かなり効率でタバコを吸っていますが、心筋梗塞の痛みは尋常ではないため、ほとんどの方が、もう二度と吸わないと言います。
ところが、私の言い方が甘いこともあり、止めれない方もおられました。
それに比べて、私の元上司のS先生、元同僚のN先生は、心筋梗塞の治療中に、患者さんに禁煙の確認をしますので、効果は抜群でしたね。
とは言え、急性心筋梗塞になってからなんて言っていたら、命の保証はありません。
そこで、当院は禁煙外来の導入も検討するために、本日勉強会を行いました。
当院も薬に頼らず“気合”で禁煙に成功したスタッフ(写真)もいますが、ニコチンの依存は自分だけではどうにもならないこともあります。
まだ、禁煙外来はできませんが、外来が可能となりましたらHPでご案内したいと思います。
それまでは、“気合”で頑張ってください。
院長 野村