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誰がために心が鳴る

2012年08月31日

今日は、私なりに大きな決断をしました。
 
本当に大切なものかどうか。
 
本気で考えたら、迷いはありませんでした。
 
みなさんも、今の生活で中で、“した方がよいのか、しない方がよいのか” “続けるべきか、止めるべきか” 悩むことってありますよね。
 
私もいつも自問自答しています。
 
 
結局、結論が出ないときは、自分のことしか考えていない、都合のいい自分がいる時なんです。
 
 
 
では、どうすればいいのか?
 
 
 
今日も日本におけるイメージトレーニング研究・指導のパイオニア 西田文郎さんのお話から考えてみました。
 

 
人は自分のためにはなかなか力を発揮できなくても、誰かのためだと平気で発揮できてしまうものです。

その究極の例が戦時中の神風特攻隊ではないでしょうか。
 
彼らはお国のため、自ら死に向ったわけですが、心の中にはお国というよりも家族の顔が浮かんでいたはずです。
 
ここで食い止めなければ家族の命が危ない、そう思うからこそ自分の命を差しだすことができたのでしょう。

「誰かを幸せにした」と思う気持ちを、私は他喜力と呼んでいますが、この他喜力は何より大きな原動力になります。
 
まずは自分が喜ばせたい人を笑顔にすることから考えてください。
 
今自分が仕事で頑張ったら喜んでくれる人、上司や親、妻、夫など。

次に会社に入る前にお世話になった人、自分のことを心配してくれた人を書き出します。
 
もう亡くなっている人も含めて全て書き出してください。

そしてその中でも一番喜ばせたい人を決めます。
 
その1人があなたの心の支えであり、神さまのような存在です。

これが真の動機づけ、いい換えると内発的動機づけになります。

世の中は本気になった人から成功していきます。
 
一生懸命には誰でもなれるのですが、なかなか本気になれません。

なぜなら本気になるには、自らの意思が必要だからです。
 
日本人は「でる杭は打たれる」「人にいわれたことには素直に従う」ということを教えこまれていますから、上司の命令に一生懸命応えるのは得意です。

しかしそこから突出するには枠から飛びでて常識はずれになる必要があり、そのためには強い意志が必要になります。
 
その意思を強固にさせ、人を本気にさせるのが誰かを幸せにしたいという内発的動機づけなのです。

          『ここ一番に成功する運とツキを呼ぶ方法』 西田文郎 創英社/三省堂書店


 
知覧の特攻隊。

その遺書の多くは、両親や弟や妹に宛てて書いてあります。
 
10代や20代の若者たちが出撃の前夜に書いた遺書です。

誰かを守る、誰かを喜ばせる、という動機ほど人を突き動かすものはなく、そして、人を本気にさせます。
 
何かに迷ったら、自分ではなく、誰のためになることなのかと常に考えてみる。
 
 
開院記念日まであと5日。
 
 
1周年を迎えるにあたって、自分の本気度を確認しています。
 
 
                                      院長 野村
 
 
 

 
 
 

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