ブログ

目の前の美しさを手に入れる手段

2012年05月16日

最近、いろいろな相談を受けることが多くなりました。

 

しかし、毎日相談を受けるのが仕事なので、当たり前と言えばそうなのですが、最近は、アドバイスをしながら、どう考えても自分に言っているような感覚になることが多いんです。

 

「あれ? これって自分がちゃんとしなければいけないことかも」

 

ひとに言いながら、自分に問いかけているような不思議な感覚なんですが、そういうことが続いています。

 

 

こんなことを考えていると、昔、佐藤富雄さんの本を読んでいたことを思い出したので、今日はご紹介したいと思います。

 

 

 

 

たとえば 女性が二人で話していたとします。 そこでAさんがBさんに 「Bさん、いつもきれいねぇ」 と言ったとしたら、この言葉は誰に反応するでしょうか。

 

「きれいねぇ」と言われたBさんに反応するように思われますが実は違います。

 

Bさんのことを褒めているにもかかわらずその言葉はAさんに反応するのです。

 

つまり、言葉を発したAさんの脳が「きれい」という言葉を読み取り、体に表現するのです。

 

ということは、褒められたBさんよりも、褒めたAさんのほうが美しく、きれいになるということです。

 

このように考えると、言葉は使った人にご利益があるということがわかります。

 

これは、どのような場合にも、どのような内容にも当てはまります。 ですから、美しくなりたいと思うのなら まわりにいる人を褒めまくればよいのです。

 

しかし、人を傷つけるような言葉や、呪うような言葉を使えば それも自分にはね返ってきますから 日頃からいい意味をもつ言葉を使うように心がけるといいでしょう。

 

自分がいい気持になれる言葉こそ、自分を高めていくのです。

 

こういうふうに、どんなことであっても、言葉にして出したことは 全てそれを発した人間に返ってくるのです。

 

そう考えると、言葉というのは怖いものだということがわかります。

 

ここでもうひとつ大事な点は、褒められたBさんにも 実は少しだけご利益があるということです。

 

それはどういうときかというと、褒められたBさんがその言葉を本気にしたときです。

 

ここが大事です。

 

本気にして信じると、Bさんにも3割ぐらいのご利益があるのです。

 

 

                                                         『運命は「口ぐせ」で決まる』 佐藤富雄  三笠書房

 

 

 

以前にもブログに書きましたが、脳は言った言葉はすべて自分のこととして認識するようです。

 

ですので、相談にのったりした時には、いい言葉を使わないとすべて自分に帰ってくるということですね。

 

 

こうなったら、明日からの診療はプラス言語のみでいくしかない!

 

 

「調子が悪い? 大丈夫! 良くなる喜びが待ってますよ!」

 

 

                                     院長 野村

 

 

 

 

 

当院のご案内

医療法人 アクアブライト
野村循環器内科クリニック
〒880-0916
宮崎県宮崎市恒久5942-1
TEL. 0985-52-7171
FAX. 0985-52-1771