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リンゴをかじった時の美味しさ

2012年03月21日

今日は多くの方から、ホームページのアクセス数について、励ましのお言葉を頂きました。

 

お知らせでもお伝えしましたが、開業から毎日欠かさずアップしているブログは影響していると思います。

 

「病院暇なんでしょ?」

 

「なにしようとしているの?」

 

まあ、いろいろと言われますが、ありがたいことです。

 

それだけおかしいということは、それだけ希少価値があるということですし、それが非難だったとしても、それに応えようとする努力が必要なので、頑張る励みになります。

 

 

これから将来、我々が世の中でどのような居場所に位置するのか。

 

 

実はそれが見えているので、やり続けることができます。

 

 

 

 

ここで、アメリカのスターバックスが経営危機に陥ったときのお話しをご紹介します。

 

 

 

 

株価は48%急落し、来店客数も減少しました。

 

そうした最悪の状況に陥っていた2008年、会長職に退いた創業者ハワード・シュルツがCEOに復帰するのですが、そこから短期間のうちに、スターバックスの評価は急激に回復します。


その大きなきっかけとなったのが、1万人の店長を集めて実施したニューオリンズでのカンファレンスでした。

 

このカンファレンスは、なんと社会貢献運動からスタートします。

 

カトリーナによる台風被害の爪痕の残るニューオリンズにおいて、集まった店長たちによるボランティアは、延べ5万4000時間以上にのぼり、ペンキ塗り、景観の修復、運動場整備などのプロジェクトに100万ドル以上が投資されました。


シュルツは、この経験がなければ業績改善できなかったと語っています。

 

その後、顧客満足度は上昇し、過去最高を記録したそうです。


ここでキーとなったのは、自分の能力を人のために使おうとすると、さらに自分の能力が発揮されるという体験です。

 

ボランティアに参加した人たちは、地域のために時間を費やすと、それだけ地域が豊かになるのを目の当たりにします。

 

そして同時にそのことは、自分自身をも豊かにしていることに気づくのです。


天賦の才能や直感は、天からの「贈与」です。

 

その自覚のある人は、なんとか返礼をしたいと思うのですが、天に対してお返しするわけにはいきません。

 

そのときに取れる行動といえば、別の第三者や、地域などの場に贈与するということです。


スターバックスは、ニューオリンズという場への贈与を通じて、店長たちにこのことを体験的に気づかせ、その結果、自分たちにお店に戻ったあとでもそうした場への贈与を継続したのです。

 

その結果が、顧客満足度の向上につながり、スターバックスの社会的な「居場所」を確保することにつながったのだといえるでしょう。

 

                                          

                                                                          『アイデアハック!2.0』東洋経済新報社

 

 

 

当院も経営危機?と言えばそうなのかもしれませんが、こういう状況だからこそ、新しいものを創り上げる努力を伴います。

 

 

スティーブ・ジョブスは、生前こんなことを言っていました。

 

 

「知ってると思いますが、私たちは自分たちの食べる食べ物のほとんどを作ってはいません。私たちは他人の作った服を着て、他人のつくった言葉をしゃべり、他人が創造した数学を使っています。何が言いたいかというと、私たちは常に何かを受け取っているということです。そしてその人間の経験と知識の泉に何かをお返しができるようなものを作るのは、すばらしい気分です」

 

 

アップルの想像力はこの考えからも垣間見ることができますね。

 

 

さすがです。

 

 

 

ところで、今日は、とある会社の広報誌のインタビューを受けました。

 

久々に、自分の想いを本音で語り、急病センターの当直明けの眠気もスッカリ吹っ飛びました。

 

 

やっぱり本音トークは、元気が出ますよ。(♨も出ます)

 

 

                                      院長 野村

 

 

 

 

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