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高いところから見えるもの

2012年05月25日

ちょっと、イメージしてみてください。

 

『今、あなたは森の中を歩いています。

 

 森の奥へ足を進めていくと、目の前に突然「塀」が現れます。

 

 その塀の高さはどれくらいですか?その塀からどのような印象を受けますか?』

 

 

簡単な心理テストですが、塀の高さはプライドの高さを表しているそうです。

 

高さといっても、人それぞれの価値観があり、高いと感じる高さも異なってくるのでその受け止め方は様々だと思います。

 

 

私のプライドは・・・

 

基本的には高くないと思うのですが、大切だと感じる事に対してはグンと高くなるような気がします。

 

プライドを日本語に訳すと「誇り」です。

 

この「誇り」は自信や経験の積み重ねから出てくるとても大切なことですが、「プライドが邪魔して・・・」とネガティブな表現でも使われることがあります。

 

言葉に出して表現する時はどちらかというとネガティブな意味合いで使用することが多いのではないでしょうか。

 

このプライドが及ぼす影響として、「素直になれない」ということがあるのではないでしょうか。

 

例えば、なかなか連絡の取れない人に、自分から連絡すると寂しい人だと思われたら嫌だと思い自分からは連絡せず、相手との距離がどんどん開いて行ったり、

 

遅刻をしたときに、いろいろ言い訳を並べたり・・・

 

どちらも素直に「寂しい」、「ごめんなさい」と伝えれば相手との溝は深まらないと思います。

 

しかし、そこをためらわせてしまうのがプライドなのでしょうか。

 

ネガティブなプライドは心の痛みから自分を守る≪防波堤≫と言われています。

 

素直になることで、自分の非や弱さを認め、周りから必要とされなくなってしまうのではないかという不安が生まれたとき、自分を守るための防波堤が必要となってくるようです。

 

高波から街を守るための防波堤と同じようなものかもしれませんね。

 

街の防波堤はなぜできたのか。

 

それは、防波堤が必要なくらい街を荒らされた経験があるから。

 

心の防波堤にも同じことが言えるのではないでしょうか。

 

これまで経験してきたこと、それがひどい経験だったとしたら「もう、同じ目には合いたくない」と

 

傷ついたからこそ防波堤を作ってしまうのかもしれません。

 

既にできてしまった防波堤はすぐには手放すことはできません。

 

本当に辛い経験、そうせざるを得なかった選択、様々な思いがあると思います。

 

その痛みを感じ、受け入れ、納得していく事で防波堤そのものが必要となくなる時がくるのではないでしょうか。

 

そうなったとき、何が起きても大丈夫な自分という強いポジティブな自分に会えるのではないでしょうか。

 

私も、更に頑丈な自分を目指して!!

 

ポジティブに自分を表現していきたいと思います。

 

                                        看護師 森

 

 

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