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”こころ”のエコー

2011年10月15日

秋冷の心地よい季節、

 

日中は、まだ日差しに暑さを感じますが、朝晩は冷え込んできました。

 

各地の紅葉便りが、楽しみなってくる季節ですね。(温泉行きた~い!)

 

しかし寒くなると、

胸の症状を訴える患者さんが増えてくるのでしょう。

 

そのような患者さんの心臓の状態を検査する機械が”心エコー”です。

 

 

心臓超音波検査(心エコー)は、人の耳には聞こえないほどの高周波の音波を

プローブという探触子から心臓に発信して、返ってくるエコー(反射波)を受信し、

心臓の様子を画像に映し出して診断する検査です。

 

 

いわゆる、

やまびこの原理です。

 

 

心臓の動き、大きさ(拡大)、壁の厚さ(肥大)、血液の流れ(一方通行で流れているのか?)

などなど……心臓で起こっているいろんな状態を画像で映し出してくれます。

 

しかし

 

患者さんの”こころ”(胸の内)は、映し出してくれません。

 

検査中、ふと患者さんの顔を見ると、みなさん一様に不安な顔で休まれています。

きっと、クリックに来るまでにいろんな事を考えて来られたのでしょう。

 

胸に当てたプローブの先からひしひしと

不安な気持ちが伝わってきます。

 

 

たぶん

 

 

『悪かったら、どうしょう!』……と

 

 

でも今、どんな気持ちで検査を受けられているのかわかりません。

 

 

検査が終わり、

 

 

「私の心臓は、どうでした?」

 

 

「大丈夫ですよ。元気よく動いてますよ。」

 

 

患者さんの顔が笑顔に変わる。

 

 

”心”も映し出してくれる機械、

 

 

”こころのエコー”があればいいですよね。

 

                                    検査技師 河合

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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