先日、院長の家族と花火大会に行きました。
院長宅には、二人の女の子のお子さんがいて、うちの子どもより年上です。
普段から仲良くしてもらっているので、その子達と花火に行けると知った瞬間、我が家の子ども達はかなりテンションが上がりました。
上の子は去年までは花火の音が怖くて、一緒に見に行くことができなかったので子どもの喜んでいる姿を見て私自身もテンションが上がりました。
仲良く手をつないで、花火を見るポイントまで行き、始まるのを待っていると、息子が「花火がはじまると?」と耳を塞ぎながら不安げに聞いてきました。
「もうすぐ始まるよ」というと「やだ」とこわばった表情で耳を塞いでました。
花火が始まっても険しい表情で耳を塞いで花火を見ており、「抱っこしようか?」と聞いても涙目で首を横に振って、怖いのをじっと我慢していました。
きっと、お姉ちゃん二人が一緒だったので、怖いと言ったり、私に抱っこされることが恥ずかしかったのでしょう。
そんな息子を、怖いんだろうなと可哀そうに思う反面、頑張って我慢している姿がとてもいじらしかったです。
しばらくすると、少しずつ耳を塞いでた手の力が緩み、最後は、何事もなかったかのように一緒に花火を楽しんでいました。
なにか吹っ切れたような彼の姿を見て、私たちも1つ彼の成長を感じることができました。
たかが花火。
でも、息子にとって間近でそれを見ることは一大事です。
それを、克服し、楽しめるようになったことは彼の自信の一つにもなったと思います。
また、同じ花火でも、最初と最後では彼の瞳に映った花火の輝きは全く違うものだと思います。
今まで怖かったものが、楽しく、綺麗なものに変わる。
こうやって、苦手なものを克服できたのは、二人のお姉ちゃんの存在が大きかったと思います。
そばにいるだけなんだけど、大きな存在。
そこでは、いつもとは違う自分が発揮できる。
私たち大人も同じですよね。
自分が何か決めたり、変わったりするとき、そこには必ず大きな存在の人がいます。
その人がいてくれるから、勇気を出して次の一歩が踏み出せるのだと思います。
その、一歩一歩で前に進んでいくことが大切ですね。
私の周りにの、パワフルでどんどん背中を押してくれる心強い人がたくさんいます。
そんな人たちの力を借りながら、これからもどんどん突っ走っていきたいと思います。
看護師 森