こんにちは。
突然ですが『夏痩せにはよく効くウナギを召し上がれ』という友人へのアドバイスが、万葉の歌人
大伴家持が詠んだ歌の中にあります。
千二百年も前から、夏バテにはウナギがいいと知られていて、土用の丑の日に暑い時期を乗り切る
栄養をつけるために、ウナギを食べる習慣が定着したのは江戸時代中後期で、売り上げ不振に悩ん
だウナギ屋から相談を受けた平賀源内が「今日は土用の丑の日」と書いた張り紙を出して宣伝し、
繁盛したと言われています。
丑の日に『う』のつく食べ物(うどん・うり・梅干しなど)を食べると、体に良いとの言い伝えが
あり、ウナギが合致したと考えられる。
日本の夏は、高温多湿・汗をかきやすく、水分を摂りすぎるため、消化機能が低下し栄養不足や抵
抗力の低下を招いています。
そこで、ウナギの出番です。
ウナギには、消化を助け抵抗力を高めるビタミンA・B群が豊富に含まれていて、ビタミンAは牛肉
の約150倍も含まれているそうです。
科学的にみても、夏バテ対策に適しているというわけです。
ビタミンの他にも、汗で失われるミネラルの補給も忘れずに!
これを怠ると、胃腸の働きが鈍り、ただでさえ優れない食欲をさらに低下させることになります。
ウナギのビタミンと旬の食べ物で栄養補給を!
トマトなら、ミネラルと水分を自然に補えます。
独特の酸味のもとであるクエン酸が胃を刺激し、胃液の分泌を高めてくれます。
カロチンが多いピーマンやかぼちゃなどは野菜炒めで。
カロチンは油に溶けて吸収され、体内でビタミンAに変わるからです。
夏を元気に乗り切るため、ウナギを食べてスタミナ補給をしたいところですが、今年はウナギの
値段が高騰していて例年の2~3倍になっているそうです…
高いウナギより、わたしはあんころ餅にしておきます。
あんころ餅は、関西や北陸地方の習慣で「土用餅」と言って、土用の丑の日にあんころ餅を食べ
て精を付けるのだそうです。
みなさんは、どちらにされますか?!
受付 渡邉