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自分らしさを喜びに繋げる心構え

2012年07月18日

先日、広告業界の方とお話をする機会がありました。
 
この業界も情報ツールの変化とともに大きく変わり、今までのようなやり方ではやっていけないということでした。
 
これは、実はすべての業界に言えることなのかもしれません。
 
もし、同じフィールドで同じようなやり方でやるのであれば、数の多さと値段の安さでの勝負となるでしょう。
 
しかしそれでは、競争が激しくなっていくだけで、収入も減るばかり。
 
クオリティーも下がり、提供する側も提供される側も誰もハッピーではなくなります。
 
おそらく、ここには “もの” だけが存在し、“ひと” が存在していないからなのでしょう。
 
 
 
こんなことを考えていると、情熱の講演家であり、社会教育家を目指し、日本初のモチベーショナル・スピーカーとして活躍されている田中真澄さんのお話しに出会いました。
 
 
 
 
 
これからの日本人は、定年後の長い人生を、何もしないで年金を頼りに生きることは許されなくなりました。
 
年金制度を支える20代から50代までの成人人口が年々減少しているからです。

つまり、日本人の老後の生き方が大きく変わり、終身現役(生涯現役)として生き抜くことが現実の課題になってきたというわけです。

この生き方革命ともいうべき変革に対応するには、これからのサラリーマンは勤めている間に、できるだけ「専門力」と「顧客創造力」と「心構え(人間力)」の能力を身につけておくべきです。

そして、定年後からはその三つの能力を武器にして独立自営の人生を送れるように、若い時分から準備しておくことです。

私が、講演の中で、必ず心を込めて繰り返し口にする言葉が三つあります。
 
それは「一点集中、こつこつ、こつこつ」と「商売はよいお客様の数で決まる」と「心構えは毎朝磨きなおさねばならぬ能力である」です。

                                                                      『実践的 人間力講座』 田中真澄  ぱるす出版

 

 
最近、プチリタイアという言葉を聞きますが、少し小金をため、早いうちから引退し、優雅に暮らすことらしいです。
 
以前聞いた話ですが、とある若い社長が、十分な資産を貯めたことからハワイに移住し、毎日のんびり暮らしたそうです。
 
自然の中で、ひとと会うこともなく、自由気ままな生活をする。
 
今までしたかった生活です。
 
しかし、1か月もしたら、居ても経ってもいられなくなって日本に戻り、バリバリ仕事をし始めました。
 
彼は、その1か月で、自分は何を目的に働いていたのかがわかったそうです。
 
 
 
人は、何のために働くかが常に問われます。
 
 
 
お金のために働くのだったら、それはあまりに寂しすぎるでしょうし、本当はそうではないはずです。

 
田中さんが言う「専門力」も「顧客創造力」も、すべては「心構え(人間力)」から生じるもの。

 
専門力は、とにかくこつこつと自分の専門分野を極めるための、毎日の愚直な努力。

顧客創造力は、思いやりや、気の使い方といった、人に好かれるための努力。

 
ひとは決して一人では生きていけません。
 
誰かが喜んでくれるから頑張れる。
 
 
 
ディズニー映画の“ウォーリー”もそうでした。
 
 
大好きな彼女のためなら頑張れる。
 
 
 
ならば、喜んでもらえる人をいっぱい探しましょう。
 
 
きっとすごいやる気が出るはずです。
 
 
                                      院長 野村
 
 
 
 
 
 
 
 

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