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80でも100でもなく『90』

2012年06月23日

 

こんにちは。

 

突然ですが、先日、映画監督の新藤兼人さんが亡くなられましたね…

 

なんとなんと100歳だったそうです。

 

 

日本は今後、数十年で世界に類を見ない高齢化社会になると言われています。

 

そんな世相を反映しているのか、昨年から出版界では90代の著者による「生き方本」が続々と出

 

版されていて、静かな“アラウンド90市場”に沸いているようです。

 

 

日本の平均寿命は男性79歳、女性86歳!!

 

90歳以上の高齢者は100万人を突破し、「人生90年」が現実感を帯びてきています。

 

 

“アラ90”本の副題やコピーにある「しあわせな長生きのヒント」「上手に年を重ねるヒント」な

 

どの言葉が、高齢者の胸に刺さり、マーケットが広がっているそうです。

 

 

80歳はいまや普通だが、100歳はまだまだ特別な感じがする。

 

90歳だからこそインパクトがあるのでしょうか。

 

 

ブームを支えるのは、高齢者の旺盛な読書欲だとか。

 

“アラ90”本の読者の中心世代は、70代~80代の『90歳予備軍』の世代とみられているよう

 

ですが、比較的若い世代も“アラ90”に興味を持ってきているそうです。

 

東日本大震災以降、若い世代の間でも、生き方のお手本を探したいという意識が高まっているから

 

てしょうか?!

 

 

とある大学の精神科医によると、

 

本の背景には厳しい時代状況があり、90代の著者は人生が長い分だけ戦争や家族との死別など多

 

くの困難や辛さもいっぱいあって、彼らの生活は基本的に質素でシンプル。

 

そんな生き方を見て、読者は自分を振り返り、『これでいいんだ』と自己肯定できるのでは?

 

と、コメントされていました。

 

「努力したらこういう結果がでる」と説く自己啓発本とは対照的な世界のようです。

 

 

確かに、書店へ足を運ぶと、最近よく90代の著者による“生き方本”を目にしますし、オススメ本

 

として目立つところに置いてあります。

 

私も、何度か立ち読みしたり、詩集を買って読んだりしていますが、長い人生を歩んできた人生の

 

大先輩の言葉には重みがありますね。

 

幸せな事も辛い事も多く経験された大先輩方の言葉を読んでいると、幸せばかりではなく何か辛い

 

事があった時でも、せっかっく自分に与えられた一度きりの人生なら、楽しく幸せに歩んでいかな

 

きゃもったいない!同じ一日なら笑って過ごそう!とプラス思考になれる自分がいます。

 

決して豪華ではない素朴な物事であっても、ドキドキサプライズ続きではない当たり前の中にある

 

小さな喜びであっても、そこに日々幸せを感じられる自分でありたいと思います。

 

上手に年を重ねて、幸せに長生きできるように☆

 

 

                                受付  榊田

 

 

 

 

 

 

 

 

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