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待つということ

2012年06月12日

みなさんは、『待つ』ことは得意ですか?

 

私は、どちらかというとせっかちな方だと思います。

 

ついつい、子供たちを「早く!!」とせかしてしまうこともあります。

 

しかし、『待つ』という姿勢はとても大切なことだと思います。

 

 

 

職場で、何か悩みを抱えている同僚がいたとします。

 

「あなたは、何か悩んでいるんじゃない?」

 

と声をかけた場合、少し直接的すぎる感じがします。もし、その同僚が、自分が抱えている悩みを抱えていることを周囲に知られたくなかったら逆効果になりかねません。

 

悩んでいるとき、つらい立場にあるときは得てして神経が敏感になったり、いつもなら流せることが流せなくなってしまうこともあります。

 

 

 

「何か、力になれるときは言ってね。いつでも、力になるから」

 

と声をかけた場合はどうでしょう。

 

 

あえて自分から相手の痛みを「刺激」するようなことはせずに、ただ、「誰か」=「他者」がその人のために存在することを伝える。

 

その人の問題自体を解決することはできなくても 、その人の「孤独」に風穴を開けてあげることはできます。

 

それは、問題解決の重要な一歩だったりします。

 

何かの返事を待っているとき、誰かの態度の変化を待っているときなど、自分自身に対しても、他人

に対しても、穏やかな心で、静かに気持ちをそそぎながら、じっと「待つ」ことが、良い結果をもたらしてくれるのではないでしょうか。

 

        引用:七尾藍佳 「ウエイター」「アテンダント」に共通する「待つ」ことの意味

 

 

普段、生活しているなかでついつい結果を急いでしまうことがあります。

 

何かをするとき、積極的にどんどん前に進む事も大切ですが、時には立ち止まって周りを見渡し、周りの変化を待ってみてもいいかもしれませんね。

 

まずは、子供たちへの「早く!!」を少しでも減らすことが出来るように・・・

 

待つ姿勢を意識したいと思います。

 

                                        看護師 森

 

 

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