昨日は子供たちの保育参観でした。
上の子は親子で工作をし、下の子はトイレトレーニングの様子などを見ることができました。
下の子は、トイレトレーニングの時、男子用の便器に腰かけており、かなり笑わせてくれました。
そんなアクシデントもありましたが、家では見ることのできないお友達と接する姿や、集団行動の中での子供の様子を見て、成長を改めて感じることが出来ました。
後半は、福音館書店の関口 徹さんによる「子供と絵本」という演題で講演会がありました。
その中で読み聞かせをするときにしてはいけないことが4つありました。
1、感想は聞かない
2、質問はしない
3、解説・説明はさける
4、文字を無理やり読ませない
この4つです。
この4つの中で私がよくしていたのが絵本を読んだ後の感想を聞くことです。
親としてみれば、どんなふうに感じたのかが知りたくて質問していました。
しかし、それはNGのようです。
『本当に心が動かされた時ほど、その感動を胸の奥底に大事にしまっておきたいもの
絵本を読んだ後は、感想を聞いたりしないで、感動の余韻を子供と一緒に味わってみてください。
ただ、本当に絵本が楽しかったときに子供が言ってくれる感想があります。
「もーいっかい」です。
この「もーいっかい」という言葉を「子供の最高の喜び」だと思ってください』
と言われました。
話を聞きながら、自分の気持ちを言葉で上手に伝えられない子供からの「もーいっかい」は「楽しかった」の大切な表現だなと強く感じました。
「もーいっかい」と言われると、私自身に余裕がないと「もう、勘弁して」と思うこともありました。
しかし、子供が発する喜びの感情表現の1つだと考えると大切に受け止めてあげなければいけないなと反省しました。
この「もーいっかい」は絵本や子供に限ったことではないと思います。
大人でも、「もーいっかい」はたくさんあると思います。
もういっかい「食べたい」「行きたい」「会いたい」など。
そう思うのは、食べたもの・行った場所・会った人などに感動や喜びを感じたからではないでしょうか。
そこから大切な人間関係が広がっていくこともあると思います。
大切なことを、保育参観で学ばせていただきました。
子供の「もーいっかい」を大切にしながら、私自身、これまで出会った人・これから出会う人の「もーいっかい」になれるように。
まずは、身近な感動や喜びを大切にしていきたいと思います。
看護師 森