今日は4月1日。
新しいスタートを切った人達も多いことでしょう。
私の友人も、安定したポジション、家族からも離れて、新しい自分の可能性を信じて旅立っていきました。
これからいろいろなことが起こるでしょう。
しかし、それは変化のために生じるものなので、素直に受け止めて、誠実に生きてほしいと思います。
安土桃山時代から江戸時代初期にかけての武将・大名であった肥後国熊本藩初代藩主 加藤清正も、晩年にこう言っています。
「自分は一生の間、人物の判断に心を尽くし人相まで勉強したが、結局はわからなかった。ただいえるのは、誠実な人間に真の勇者が多いということだ」
結局、誠実な人はありのままの自分というものをいつもさらけ出しているから、心にやましいところがない。
心にやましいところがなければ、いつも正々堂々と生きることができる。
それを、自分をよく見られたい、よく見られようなどと考えて、あれこれ作為をすれば、そのことが一種の後ろめたさともなって、力強い信念に満ちた活動もできにくいだろう。
商売というとなんとなく駆け引きのように考えるかもしれないし、そういうものが全く必要ないというわけではない。
しかし、根本はやはり誠実にありのままの姿を率直に示して、それを相手に了解してもらうということでなくてはならない。
そうでなく、駆け引きや術策だけに頼っていたのでは、長きにわたって信用を得、事業を発展させていくことはできない。
結局、最後に人を動かすものは誠実さであることを、指導者は知らなくてはならないと思う。
「指導者の条件」 松下幸之助 PHP研究所
「誠実さは、言葉を持たない。それは言葉にならないものである。誠実さは、その人の瞳と、ものごしの中に読み取ることができる」
ムスタファ・ケマル・アタテュルク(トルコ初代大統領)
今まで止めていたことを今日から始めました。
今日は4月1日なのですが、ウソはつかず、自分自身に誠実になれるように、毎日何らかの形で続けようと思います。
院長 野村