あなたはいまハッピーでしょうか?
誰もが心のどこかで「幸せ」を求めていると思います。
私も「どうせ生きるなら、幸せな自分を生きたい」と思います。
でも、幸せって、誰かが外からポンと渡してくれるものじゃなくて、自分のうちにあるものだと思うのです。
ヘンな例えですが、同じお料理を見ても、おなかがすいているときと、おなかがいっぱいのときでは、わき上がってくる感じが違うでしょう?
同じように、同じ状況や同じ相手でも、自分の心の状態によって、感じる幸せや不幸せは違ってくるのだと思います。
とすると、幸せは自分の外にあるのではなくて、自分の内にある。
「7分後」のあなたは何をしているでしょうか?
ものの見方や考え方がご自身の「腑」に落ちるとき、
幸せの扉をコンコンとノックしている音が聞こえるかもしれません。
そして「7年後」のあなたは幸せでしょうか?
「そんなこと、わかりっこないよ。どういう状況になっているか、わからないんだから」
と思ったとしたら、それは自分の幸せを他人や自分以外の状況に預けてしまっているのかもしれません。
自分で自分の手綱を握ることができれば、たとえどういう状況になっても
「幸せな自分」 「なりたい自分」 「ありたい自分」でいられるはずだと思うのです。
気がついたときに、できるところから。
そのうち、ちょっとだけはじめた変化が日常となり、ほかにできることにも気づく。
無理なく自分の背中を一押しし、できるようになってくる。
『7分後、7年後の幸せなあなたへ 枝廣 淳子著 朝日新聞社刊』
病気になったことで、「なりたい自分」「ありたい自分」が見え、これからの「幸せな自分」のため
に、あるいは、「幸せな自分」に気づき、これからもずっと幸せでいるために慣れ親しんだ生活習慣
を1つ1つ改善していこうと努力されている方がたくさんいらっしゃいます。
この方たちは、病気や幸せな自分を気づかせてくれるものとの出会いがあったから1歩を踏み出すこ
とができたのではないでしょうか。
出会いは自分のことを知る絶好の機会です。
自分がいかに小さな枠で物事を考えていたのか、偏った見方で物事や人を見ているかなど、自分自身
では気づきにくいことに気づけます。
私も、たくさんの方と出会う度に、いろいろなことに気づかされます。
この気づきの1つ1つが、幸せな私というパズルのピースとなり少しずつ形が見えてくるのではない
でしょうか。
私も、出会う方々が幸せパズルを完成させることができるように、お手伝いしていけたらいいなと思います。
看護師 森