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流れる涙の先にあるもの

2012年01月30日

今年、私は本厄ですが、全く気にしていません。

 

たとえ悪いことと言われることがあっても、「ああ、良くなるために必要なことなんだな」っていつも思います。

 

なぜなら、結局そうなるには自分がそうしたと思える行動があるからです。

 

しかし、こう思えるようになったのも、子供の時から何か自分の軸となるものが欲しいと思い続けてきたからだと思います。

 

毎年受けているセミナーで、カリスマ体育教師の原田隆史先生からは、“目的1番、目標2番”と教えられています。

 

みなさんも、様々な目標があるでしょう。

 

私にもあります。

 

けれど、その先の目的をしっかり捉えていないと、目標を捉えられなかった時に、自分自身が容易に崩れてしまいます。

 

今日は、自分の軸を見つけるためにも、多くの人に共通するものを、日本のビジネス界、スポーツ界、教育界、その他多くの分野に科学的なメンタルマネージメントの導入を行ったメンタルトレーニング指導の国内第一人者である西田文郎さんのお話をご紹介します。

 

 

 

 

世の中には、夢や目標をもち、それに向かって努力を続けてる人たちがたくさんいます。

 

経営者、営業マン、サラリーマン、フリーランス、スポーツ選手、アーティスト、主婦、就活中の人、婚活中の人…等々、みなさん努力をしてがんばっています。

 

ところが、同じようにがんばっていても、その努力が報われて見事大輪の花を咲かせる人もいれば、逆に、人の何倍も努力をしているのに、まったく報われず器用貧乏で終わっている人もいます。


いったい、この違いはどこで生まれるのでしょうか?

 

彼らには、何が足りないのでしょうか?


本当のことを言いましょう。

 

うまくいかない人は、自分を喜ばすことしか考えていないのです。

 

夢を叶えて成功している人というのは、自分を喜ばすだけでなく、他人を喜ばす方法を常に研究し、それを常に実践しているから、豊かで幸せな人生を手にいれられたのです。


世の中は、他人を喜ばした人が勝つ仕組みになっているのです。

 

努力が報われない人、やりたいことがわからずに迷っている人、ストレスでいっぱいになっている人というのは、その法則を知らないから抜け出せないのです。

 

両者の違いはたったそれだけしかありません。

 

すべての成功、そして幸せの根源、それが「他喜力」なのです。


どんなに不況の世の中でも、他喜力のある経営者はけっしてへこむことはありません。

 

なぜなら、面白いアイデアが次々にわき出てくるからです。

 

常にお客様を喜ばせようと考えているので、いやがおうにもアイデアが浮かんでくるわけです。


なでしこジャパンがワールドカップで優勝し、日本のみならず、世界中がわきたちました。

 

まさに奇跡とも言える偉業です。

 

キャプテンである澤穂希選手は、優勝を決めた後で、次のようなコメントを残しています。


「私たちがここでしているのは、ただサッカーの試合をすることではなく、それ以上の意味があることだと思っていました。もし、私たちが優勝することで、震災で何かを失ったり、誰かを亡くしたり、自ら傷ついたりした人をひとりでも、一瞬でも慰めることができたなら、そのとき私たちは何か特別なことを成し遂げたといえます。つらい時期を経て、それでみなさんによろこんでもらったり、みなさんを元気つけることができたのなら、私たちがしてきたことは成功したといえるでしょう。日本は傷つき、大勢の人たちの生活が脅かされています。私たちがそれを変えることはできませんが、それでも日本は復興に向かっています。今日の試合は、私たちが日本を代表し、決してあきらめない姿を示すチャンスでした。優勝は私たちにとって夢のようなできごとです。そのよろこびを日本のみなさんにも分かちあってほしいと思います」


これこそ、他喜力そのものです。

 

澤選手の素晴らしいところは、この言葉が自然に本人の中から出てきているところで、これは、普段からこういうことを考えてプレーしていた証拠だと言えます。

 

さらに今回は、震災に見舞われた国の代表として、チーム全員にこの気持が共有されたことでチーム力を強化し、なでしこジャパンンは世界の大舞台で見事に大輪の花を咲かせることができたのだと言えます。

 

技術のみでいけば勝ちはどちらにころぶかはわかりません。

 

しかし、最後の最後には、大きな他喜力をもったものに勝利の女神はほほ笑むのです。

 

 

                                                                                    『他喜力』 西田文郎氏  徳間書店

 

 

 

 

 

 

今日は、上のお姉ちゃんの8歳の誕生日でした。

 

1週間前には、母親との涙ながらの喧嘩をしていましたが、今日は本当に嬉しそうにしていました。

 

 

 

世の中の人のためなんて、そんな大きなものは見えないけれど、目の前の大切なひとのためには何かができるはず。

 

それが繋がりあえば、素晴らしい世の中になると私は思っています。

 

 

 

まずは、今ある環境から。

 

 

                                     院長 野村

 

 

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