朝礼の途中で、なんとケーキが登場!
なんと今日は私の41回目の誕生日でした。
スタッフのお母さん的存在の渡邊さんが、炊飯器でチーズケーキを作ってくれたんです。
最初は、大きい卵焼き?だなあって思ったのですが、これがシンプルな美味しいケーキ。
そして、スタッフからネクタイのプレゼントまでもらって、人生後半戦、最高のスタートがきれました。
そして、その後もスタッフの子供達や関係業者の方々、そして友人からもお祝いをいただき、帰宅してからは、子供たち主催のホームパーティーがありました。
しかし、その中でも普通はないプレゼントをもらいました。
それは、なんと “フラダンス”
以前御紹介しましたが、平均年齢75歳、最高齢88歳のフラダンスチームの、思いのこもったフラダンスを拝見させいただきました。
まだ2回しかお会いしていないのですが、当院の多目的ホールは、健康を求める人たちが集う場所であってほしいという想いのかたちであり、高齢者の方々が、元気よく楽しくフラダンスができるのであれば、ぜひ使っていただきたいとお願いしたところ、お礼も込めてと言って、ステージ衣装をわざわざ着ていただき、3曲踊っていただきました。
皆さんの生き生きとした姿を見ながら、私は本当に幸せだなあとつくづく思いました。
自分の誕生日に、フラダンスを踊っていただけるんですよ。
しかも、人生の大先輩達がわざわざです。
正直、あり得ません。
しかし、このあり得ないことを、どんどんかたちにするのが自分の役目であり、何か近い将来この関係が大きなものなるのではと、確信めいた不思議な感覚を持ちました。
これから超高齢者社会に向けて、人が心も体も本当に豊かに過ごすために必要なものを創りあげる。
生半可な気持ちではいけないでしょう。
新しいものを創り上げるときには、必ずそうさせない力が働きます。
これは、自分自身にも周りにも言えることで、脳の仕組み上、仕方がないので、それをどうコントロールできるのか。
ここで、アメリカ大陸を見つけたコロンブスを例えると、
コロンブスが新大陸を発見してスペインに帰ると、昼夜を挙げて熱狂して迎えました。
ところが、あまりに評判が高いので、これに反感を持つ者もいました。
ある日、数人の貴族富豪がコロンブスを招いて盛大な宴会を開いたところ、みんな尊大で、傲慢で、コロンブスの評判のいいのがしゃくにさわっていた連中ばかりだったから、酒が回るとだんだん無礼なことをいい始めました。
「君はアメリカを発見した。もちろん結構なことだが、いわば当たり前のことじゃないか。誰でも西へ西へと行けば、アメリカにぶつかるに決まっているのだ。ただ偶然に、君が最初にぶつかったというだけのことじゃないか」
といった具合に嫌味を言う。
しかしそれが、この招待の目的だったのです。
コロンブスは黙って、この無礼を聞きました。
そして、静かに立ち上がって、ゆで卵を一つ持って、こう言いました。
「皆様、どなたでも、この卵を真っ直ぐに立ててくださいますか」
一人ひとり試みたが、卵のことだからころころところがってしまって、うまく立たない。
最後にコロンブスが
「それでは私が立てて見せましょう」
といって、卵の端を少し割って平たくして、そこを下にして卵を立てた。
それを見て、人々は笑いました。
「なんだ馬鹿馬鹿しい。それなら誰だってできるじゃないか」
すかさずコロンブスは言い返しました。
「そうです。誰もできる容易なことです。しかし、この容易なことは、たった今、どなたもできなかったのです。他人のしたことを見れば、誰でも容易なことだと思いますが、誰もやらないときに真っ先にそれをやるということが貴いのです。真似ることは全く易しいんです」
『人生を創る言葉』 渡部昇一氏の心に響く言葉より 致知出版
我々は、今まさに医療機関として新しいスタイルを築こうとしていますが、実はこの積み重ねの途中で、多くの失敗をし、多くの学びを得ることができます。
私は、本当の真実は失敗からでしか得られないと考えていますので、今日もさらにやる気満々になりました。
昼間に病院でフラダンスを踊る。
こんな普通はあり得ないなことが、当院では当たり前にしたい。
そのためには、コロンブスもそうだったと思いますが、一緒に船に乗ってくれるクルーの存在が大切です。
たまに船酔いするクルーもいますが、わがクルーは、抜群に乗りがいいので、また新大陸を発見できそうです。
土地が見つかったら、次は穴を掘る? ♨?
今年はすごい年になりそうです。
皆さん、ありがとうございました。
院長 野村