先日、スタッフとの話で、スター誕生・パンチでデート・それは秘密です・などなど、懐かしい番組話で盛り上がりました。(とは言え、知っているのは40代の男二人だけでしたけど・・・)
その中で、秋元 康さんの話題になったんです。
秋元 康さんと言えば、AKB48のプロデューサーで有名ですが、秋元さんが有名になったのは、知る人ぞ知る番組
“夕やけニャンニャン”
そして、20数年前のAKB48ともいえる
“おニャン子クラブ”
こんな話をしても、このブログを読んでわかってくれる人は、何人いるのでしょうか?
しかし、秋元さんは、間違いなく時代を読みながら何が求められるのか常に考えていると思います。
造りだすものの評価はどうであれ、常に周りを意識している姿勢は、やはり一流だと思います。
ここで、そんな秋元さんの考え方がわかる体験談をご紹介します。
僕が企画について講演会をしていたときの話です。
講演を聞いていたOLの方が、「秋元さんは企画の話をしていますけど、私は社内でお茶汲みばかり。企画のできる部署だったらいいですけど」と言ったんです。
しかし、僕はこうお話ししました。
例えば、そのOLさんが、部署内でお茶を出すとき、「この人は胃が弱い」「この人は昨日徹夜で目が真っ赤」と、それぞれの対象に合わせて、効くといわれているハーブティを出してあげたら、この人は企画力のあるお茶汲みになります。
これは、あらゆる営業職の人にも通じる話だと思います。
つまり、企画とは、自分の居場所をつくることです。
“この人がいないとダメなんだ”とまわりに認めてもらえる手段でもあるのです。
オーバーに言えば、“存在価値”かもしれません。
ですから、企画を考えるということは、実は誰にとっても身近なものなのです。
企画の入り口というものは気づくことから始まるのです。
10人の方がいれば、入り口が全部違うんです。
すべての人に企画の入り口は開かれている。
そこが面白いところなのです。
けれど、多くの人は企画を探しに外に行こうとします。
どこかでお祭りをやっているとしましょう。
「お祭りをやっているからネタがありそうだ」とみんなが思ってそのお祭りに集まるので、結果的に同じような企画ができてしまうんですね。
ですから、食材ということで言えば、集めるものはどこにでもある豆腐だったり、米だったり、味噌だったりするほうがなじみのある分、それぞれの工夫次第で面白い料理になる可能性が高い。
そこで、アンディーブの葉っぱや、クスクスといった、何か新しい食材をもってこようとしなくても、美味しいものはつくれるのです。
僕はこういった話は「幸せ」にも置き換えられることだと思います。
幸せに暮らせるかどうかは、日常の中に幸せだなと思えるネタを多く見つけられるか、何も面白いことがないと思うかの差なんですね。
そう考えると、食材に気づく力というのは、決してクリエイターだけに必要なものではないのです。
日常の中に面白いことがたくさんあるんだということを、どれだけ発見できるか。
それによって、人生は大きく変わるものだと思います。
『秋元康の仕事学』NHK出版
“幸も不幸もない、そう思う心があるだけ”
どんな辛いことも、自分がどう思うかで180度生き方が変わります。
私は、23年前、父親が亡くなったことで、地域医療に貢献するために医師を目指しました。
8年前、義理の父親が亡くなったことで、家族がまとまるために宮崎に来ました。
4年前、実の兄が亡くなったことで、ひとり田舎で暮らしている母親が安心できるような生き方をしようと決意しました。
私は、家族の死を不幸だと思ったことは一度もありません。
逆に、命をかけて自分に何かを気づかせてくれたのだと感謝しています。
当院の患者さんには、家族が亡くなったこと、家庭の問題などで、辛い思いをされたり、死にたいと思っていた方も来られます。
でも、そこで何かに気づいてほしい。
それが何かはその人しかわかりません
私達は、そのきっかけづくりしかできませんが、みなさんの“存在価値”を、健康を想う心から見つけていただきたいと願っています。。
ところで、ホームページやブログに“いいね”ボタンが付いたの気づいていただけましたか?
これって、私たちのやる気スイッチなので、よろしくお願いしますね。
なんたって今年のブログ大賞がかかってますから・・・
院長 野村