「ママさん!今日遊びに行っていいですか??」
いつも明るく連絡をくれる女の子たちがいます。
彼女たちは、公立大学の学生で、2年前に《学生保育サポーター》という企画で知り合いました。
現代、核家族化が進み、昔のようにおじいちゃんやおばあちゃん、また、地域で子育てをする環境が少なくなってきており、母と子だけで過ごす『母子カプセル』が多くなってきていると言われています。
また、若い人たちは幼い子供と接する機会がほとんどなく、親になる準備をする環境が減ってきているとも言われています。
そこで、母親の負担軽減と学生の親準備教育という目的で行われている企画が《学生保育サポーター》です。
学生さんは2人1組で週に1回、2時間訪問し、子供たちの面倒を見てくれ、その間母親は、何をして過ごしてもいいという企画でした。
我が家には、女の子2人のペアが来てくれました。
私は、普段できないところの掃除や、いつもバタバタとこなしている家事をゆっくりしようと考えていました。
しかし、子供たちの彼女たちにしか見せない表情や言動を見ていると、家事をするのがもったいなくなり、家事そっちのけで彼女たちと子供が遊ぶ姿を眺めていました。
彼女たちが引き出してくれた子供たちの笑顔は私たちに見せてくれるものとはもた違ったキラキラがありました。
彼女たちが子供たちから引き出してくれたものは、私たちでは引き出せなかったかもしれません。
彼女たちが訪問してくれた半年間、私は親として沢山のことに気付かされたと同時に地域がつながることの大切さを感じました。
この企画に参加しなかったら、知り合うことのなかった2人です。
しかし、お互いがこの企画を知り、足を運び、参加したことによって知り合うことができ、一緒に過ごす中で沢山の気付きがありました。
自分で行動するこどが、出会いと、つながりを生み、新たな人間関係ができます。
このサイクルが繰り返されることによって、人と人がつながり、やがては地域全体がつながっていくのではないでしょうか。
彼女たちは、保育サポータからの出会いを大切にしています。
私は医療からつながっていけるように、沢山の方と出会うための行動を起こしていきたいと思います。
彼女たちは私と一回りも年が違いますが、今では保育サポーターと家庭の関係は通り越し、年の離れた大事な友達です。
子供たちにとっても、年の離れた友達です。
人がつながっていくのに、年の差は関係ないし、理由なんていらないですね。
彼女たちと話しているとパワーが出ますし、若返ったような気になります。(*^_^*)
若返ったとは言え彼女たちと私の干支は同じ・・・(-_-;)
しかし、見方を変えれば、干支だけ聞けば同級生!
今日もポジティブに(^O^)/
看護師 森