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よみかた

2011年12月11日

昨日は、子供たちの生活発表会でした。

 

0歳児~年長さんまで一生懸命踊ったり、劇をしたりとてもパワフルでした。

 

その中で、園長先生から『子供は絵を読む』というお話がありました。

 

例えば、3匹のこぶた。

 

子供たちに「お母さんは何時に帰ってきたんだろう?」と聞くと「長い針が上で短い針が横(3時)」

 

「お父さんはどうしたんだろう?」と聞くと「写真があったよ。オオカミに食べられたんじゃない?」

 

と答えるそうです。

 

これは、文章にはありません。

 

子供たちは、読んでもらう言葉を聞きながら、絵からもしっかり物語を読んでいるんですね。

 

私たち大人はどうしても文章からの情報のほうが多いと思います。

 

しかし、書かれているのが日本語でなかったらどうでしょう。

 

知らない言葉で書かれていると、きっと絵からのメッセージを受け取ろうと書かれている人物の表情や顔色、どこを向いているかなど細かく読むと思います。

 

そこから、文章にはない登場人物の思いを受け取ることもできると思います。

 

言葉がわからないからこそ感じられることです。

 

言葉には力があります。

 

でも、言葉がわからないということも力だと思います。

 

これは、絵本だけに限らず、人とコミュニケーションをとるうえでも大事なことではないかと思います。

 

ただ、会話をするだけでなく表情や動作からも相手の思いを受け取る。

 

そうすることで、もっと歩み寄れると思います。

 

我が家の長女は1歳9カ月でまだ単語しか話すことができません。

 

自分の思いは泣く・笑う・怒るの感情で表現します。

 

笑うときはいいのですが、何をしても泣きやまない時・・・

 

どうして泣きやまないんだろう?と思いつつも憤りを感じることもあります。

 

これは、私の《どうして?》という気持より《泣きやまない!!》という気持ちが上回っているかだと思います。

 

絵を見て物語を読むように表情を見て気持ちを受け取る。

 

まだまだ修行が必要です。

 

長女が言葉がしゃべれるようになるまで、みっちり鍛えてもらいたいと思います。

 

                                        看護師 森

 

 

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