昨日は、子供たちの生活発表会でした。
0歳児~年長さんまで一生懸命踊ったり、劇をしたりとてもパワフルでした。
その中で、園長先生から『子供は絵を読む』というお話がありました。
例えば、3匹のこぶた。
子供たちに「お母さんは何時に帰ってきたんだろう?」と聞くと「長い針が上で短い針が横(3時)」
「お父さんはどうしたんだろう?」と聞くと「写真があったよ。オオカミに食べられたんじゃない?」
と答えるそうです。
これは、文章にはありません。
子供たちは、読んでもらう言葉を聞きながら、絵からもしっかり物語を読んでいるんですね。
私たち大人はどうしても文章からの情報のほうが多いと思います。
しかし、書かれているのが日本語でなかったらどうでしょう。
知らない言葉で書かれていると、きっと絵からのメッセージを受け取ろうと書かれている人物の表情や顔色、どこを向いているかなど細かく読むと思います。
そこから、文章にはない登場人物の思いを受け取ることもできると思います。
言葉がわからないからこそ感じられることです。
言葉には力があります。
でも、言葉がわからないということも力だと思います。
これは、絵本だけに限らず、人とコミュニケーションをとるうえでも大事なことではないかと思います。
ただ、会話をするだけでなく表情や動作からも相手の思いを受け取る。
そうすることで、もっと歩み寄れると思います。
我が家の長女は1歳9カ月でまだ単語しか話すことができません。
自分の思いは泣く・笑う・怒るの感情で表現します。
笑うときはいいのですが、何をしても泣きやまない時・・・
どうして泣きやまないんだろう?と思いつつも憤りを感じることもあります。
これは、私の《どうして?》という気持より《泣きやまない!!》という気持ちが上回っているかだと思います。
絵を見て物語を読むように表情を見て気持ちを受け取る。
まだまだ修行が必要です。
長女が言葉がしゃべれるようになるまで、みっちり鍛えてもらいたいと思います。
看護師 森