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あきらめに費やした時間と努力

2013年02月04日

昨日の別府大分毎日マラソンでは、最強の市民ランナー、川内優輝選手が2時間8分15秒で大会新記録で優勝を果たしました。

 

8月の世界選手権(モスクワ)の代表選考会を兼ねたレースは、集団から28キロ過ぎに川内選手が仕掛けると、ロンドン五輪代表の中本選手もこれに付いて行き、勝負は一騎打ちに。

 

互いに何度も仕掛けるも譲らず、40キロ過ぎに出た川内選手が逃げ切りました。

 

マッチレースを演じた実業団最強ランナーの中本選手もは2位に終わりましたが、彼がいなかったら、川内選手の “あきらめない” という良さもみなさんには伝わらなかったはずです。

 

 

 “あきらめない”

 

 

例えば、将棋の世界。

 

刻一刻と場面の変わる状況の中で、冷静な判断をくだし、ピンチを切り抜けていかなければいけない時、羽生善治さんは、ピンチを迎えたときには、状況が変わったことを素直に認めて、真っ白な気持ちで戦略を組み直すそうです。

 

この一手がなかったらと悔いていたら、その一手から派生する展開が頭を占めてしまい、絶対に勝てなってしまうと言います。

 

だから、あえてすべてを忘れ、目の前にある状況を、ここから始まったのだと切り替えて挑む。

 

 

ミスは誰にでも起こるもの。

 

どのように切り替え、成功に導いていくか。

 

その時に守るべきものは、最終的な目標であって、その場の状況ではないということ。

 

 

 

羽生さんは気持ちの切り替えを次のようにも言っておられます。

 

 

 

人が目標や目的を途中であきらめてしまうのは、個々の能力が足りないと自覚した時ではありません。

 

費やした時間や努力が報われないかもしれないという恐れに怖気づいたときに、あきらめの時がやってきます。

 

「これだけ頑張っているのに上手くいかない」 「もうだめだ」と思った時には、とにかく続けてみてください。

 

本当はいいところまで来ているんです。

 

もうひと踏ん張り。

 

頑張ってみてください。

 

そんな時こそ、夢に王手をかけることができるときなのです。

 

一生懸命にやり抜きましょう。

 

                             

 

                                

                                  将棋棋士 羽生善治

 

 

 

あの苦しそうに走る川内選手の顔を見ていると、なぜ5回も仕掛けることができたのか不思議なくらいです。

 

 

彼の走りから学べること。

 

 

世の中、必ず成功を手に入れる方法があるとすれば、それは、絶対に“ あきらめない ”ということ。

 

「もうだめだ」と思った瞬間が失敗だとすれば、そう思わず続ければいい。

 

命の続く限り、やめることをしなければ、必ず成功に近づいていく。

 

 

 

ありきたりなことなのかもしれませんが、私たちができそうでできていないことなのかもしれません。

 

 

体調が悪く、この4年間フルマラソンを控えていた私も、ちょっとやる気になってきました。

 

やっぱりサブフォーは達成したいですね。

 

 

川内君、ありがとう!

 

 

                                       院長 野村

 

 


 

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