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私を包む景色

2012年04月24日

昨日、後輩から嬉しい知らせが届きました。

 

『助産師になることができました』と。

 

私は、動悸がするくらいうれしくなり、大興奮でした。

 

 

彼女は、マリンスポーツが好きでそれを生かしサーフィンやボディーボードのインストラクターをしていました。

 

こんがり焼けた肌にTシャツ、短パンの姿が印象的です。

 

私が看護師になって3年目くらいの時、彼女のお母さんとおじいさんが大病を患いました。

 

お母さんとおじいさんの病気を期に彼女は自分の人生を見つめ直し、看護師の道を目指すようになりました。

 

働きながら勉強・実習をこなし、家に帰れば家事の手伝いをしていました。

 

「先輩、もう無理かも」と挫折しそうになりながら・・・

 

歯を食いしばって頑張っていました。

 

見事、国家試験にも合格し大きな病院で勤めることができていたので私もホッとしていました。

 

しかし、彼女は看護師という目標を達成し働く中で、新たに助産師という目標を見つけその目標に向かって働きながら頑張っていたようです。

 

辛い時こそまっすぐ前を向いて1歩ずつ前進していく彼女の姿は印象的です。

 

 

ヘレン・ケラー言葉の中に、

 

・人生は「勇気をもって挑むか、棒にふるか」のどちらか。

 

・あなたの顔を日光に向けていなさい。そうすれば陰影を見なくてすむ。いつも真理に目を向けていな      

 さい。そうすれば、あなたの心から不安、心配は消える。

 

・ひとつの幸せのドアが閉じるとき、もうひとつのドアが開く。

 

・もしも、この世が喜びばかりなら、人は決して勇気と忍耐を学ばない。

 

とあります。

 

彼女は、辛い現実を受け止め、考え、勇気をもって人生の選択をしました。

 

看護師という選択をした時点では、その選択が正しいのかはだれもわからなかったでしょう。

 

しかし、今、自分の目指すものを明確にしそれに向かって頑張ってきた彼女を見ていると、あの時の選択は間違いじゃなかったんだなと感じます。

 

これは、彼女が初めから正しい選択をしたのではなく、選択した道に真正面から向かい、1日1日を大切に生きて来たからこそ「あの時の選択は間違ってなかった」と言えるのではないでしょうか。

 

人は人生の分岐点に幾度となくぶつかると思います。

 

苦渋の決断を迫られる時もあるでしょう。

 

ただ、選んだ道が茨の道だったとしても、平坦でスイスイ歩ける道だったとしても、その道の歩き方一つで先にみえる景色は変わってきます。

 

日頃、自分の周りの景色を堪能できていないと、たどり着いた景色を十分に感じる事は出来ないのではないでしょうか。

 

たどり着いた景色の美しさを、より美しく感じる事ができるように、今、自分を取り囲む景色を楽しんでみませんか。

 

私を包んでくれる景色は・・・

 

色とりどりのとっても濃い景色です(*^_^*)

 

                                       看護師 森

 

 

 

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