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元気のカケラ

2011年11月15日

そこには、時計がほとんどありません。

 

そこには、落葉樹がありません。

 

そこには、自動販売機もありません。

 

しかし、夢と希望と感動があります。

 

 

みなさんご存知、“ディズニーランド” です。


 

時計が無いのは、時間を忘れて楽しんでもらうため。

 

落葉樹が無いのは、落ち葉や枯葉から寂しさを連想させないため。

 

自動販売機がないのは、人のぬくもりを感じてもらいたいため。

 

人を喜ばせるため、徹底している!

 

だからまた行きたくなっちゃうんですね。

 

今の時代だからこそ、機械じゃなく、人の温かさが大切なんです。

 


この前、東京に行くときに空港の本屋さんで買った本が、

 

 

“9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方”

 

 

昨年、過去最高益を出したディズニーランドでは、9割のスタッフが正社員ではなく、アルバイトでアトラクションを運営しています。

 

しかし、アルバイトでも最高のサービスを提供し、不況にも負けないブランド価値をつくりあげています。

 

その背景には徹底したディズニーの社員教育システムがあります。

 

人材レベルの高さといえば、リーッツカールトンとディズニーが有名ですが、

 

●リッツカールトン:人の「素質」を見極める(=社員のポテンシャル重視)

 

●ディズニー:どんな人材でも育てることを重視する(=教育重視)

 

という決定的な差があるのです。

 

どんなにCS(Customer Satisfaction : 顧客満足度)を高めようとしても、その前段階の社員教育が成功なくしてCSは成り立ちません。

 

「いつも見ている、マメに声をかけることで相手の存在を認め良好な人間関係を作り、人を育てることは、基本中の基本」

 

「いつも笑顔で、互いにきちんとアイコンタクトをとって、挨拶を交わしあう」

 

具体的な方法論、教育カリキュラムもさることながら、職場の人間関係、というもっとも基本的な基盤が良好にできていて、それが伝統のように先輩から後輩へ受け継がれていく。

 

なかでもすごいのは、清掃担当のアルバイトが自分の仕事を客に尋ねられたときの言葉。

 

 

「私達はパークに落ちている思い出のカケラを拾っているんです」

 

 

普通の環境であれば、このセリフは濃すぎるかもしれませんが、それをさらっと言える環境があることが、すばらしい。

 

ディズニーランドで働くことの意味=ミッションを自分なりに消化して行動に移している。

 

自分で考える、とはまさにこういうことでしょう。

 

特に目新しい様な教育ノウハウが書かれているわけではなく、むしろ少し考えればわかるような、当たり前のことや基本的なことが多いのですが、しかし“当たり前のこと”こそ、実は最も大切であり、忘れてはいけないものだと思います。

 

テクニックも大切ですが、“人の心”をしっかり意識することが大切ということ。

 

この心がけがあるからこそ、何度もリピートされる世界一の夢の空間を想像し得ているのでしょう。

 

当院も、他院と比べて特別な医療をしているわけでもありません。

 

しかし、“当たり前のこと”を大切にし、リピートされるクリニックであるために・・・


 

「私達はこころの底に落ちている元気のカケラを拾っているんです」


 

今日はちょっとディズニーランドに近づいたな!(自己満足)

 

                                      院長 野村

 

 

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